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香りの印刷所プルースト - コラム - 万博ノベルティが世界にもたらした効果とは? 海外から来た来場者の記憶に、国境を越えて刻まれるノベルティの作り方

万博ノベルティが世界にもたらした効果とは? 海外から来た来場者の記憶に、国境を越えて刻まれるノベルティの作り方

コラム 2026.6.1

大阪・関西万博には、2025年4月から10月の184日間で一般来場者数2,557万人超が訪れました。世界各国から集まった来場者が1日で何十ものパビリオン・ブースを巡り、五感をフル稼働させながら日本の文化や最先端技術に触れました。閉幕した今、万博のような大規模イベントで来場者の記憶に残る体験や販促物のあり方を振り返ることは、今後の展示会・イベント施策を考えるうえで大きなヒントを与えてくれます。

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ノベルティが企業にもたらす効果

世界規模の接点を持てた唯一の場

万博は1回の開催で2,557万人超の来場者を集め、単一の出展機会としては類を見ない国際的なリーチを提供しました。しかし、これほどの規模であるがゆえに、1日あたりの情報量もまた膨大です。来場者は短時間で多数の展示・演出・配布物に触れるため、ただ物を渡すだけでは企業やブランドの印象を残すことは容易ではありません。

また、万博会場内ではノベルティやお土産の配布、企業名・ロゴの表示などに関して厳しいレギュレーションが設けられていたため、一般的な展示会と同じ感覚で自由に配布・訴求できるものではありませんでした。そのため、今後の展示会やイベント施策においては、各イベントの規約を確認したうえで、実用性・デザイン性・香りや触感などの感覚的な要素を組み合わせ、来場者の記憶に残る販促物を設計することが重要です。

自社サービスや商品の魅力を伝える

ノベルティは、それ自体が自社の価値観・世界観を体現する小さなプロモーションツールです。素材・デザイン・機能性のすべてが、企業のブランドイメージと直結しています。たとえば、環境系の事業を展開する企業がサステナブル素材のノベルティを配れば、「この会社は言葉だけでなく行動で示している」と受け取ってもらえます。ノベルティは、自社の価値観を小さなアイテムに凝縮して伝える役割を担っています。

ブース来訪・商談のきっかけをつくる

一般的な展示会やイベントにおいて、ノベルティの配布は来場者がブースに立ち寄るきっかけとなり、その後の会話への自然な導線となります。ノベルティに仕込まれたQRコードや製品名から会話が広がることもあれば、香りやユニークな形状など特徴的な要素そのものが話題になることもあります。ノベルティの配布は単なる物品の提供ではなく、関係構築の第一歩として機能するものです。

帰国後に「旅の記憶」として特別な文脈で保管される

外国人来場者が帰国した時点で、万博での体験は日常から切り離された「特別な旅の記憶」に分類されます。この記憶はノスタルジーと感情的な高揚感を伴うため、手元に残る販促物や体験要素が想起のトリガーとして機能すれば、ブランドへの好意的な記憶を長期間にわたって維持できる可能性があります。

【関連記事】記憶の競争に勝つ。展示会に出展している100社の中から、“翌朝一番”に思い出されるノベルティとは

ノベルティ選びで差をつける視点

せっかく費用をかけてノベルティを制作するなら、「もらってよかった」と思ってもらえるものにしたいものです。以下の視点を押さえることで、効果的なノベルティ選びが実践できます。

配布シーンと来場者層に合わせて選ぶ

来場者はビジネスマンから一般消費者まで幅広い層にわたります。誰に・どのような場面で渡すのかを明確にしたうえでノベルティを選ぶのが基本です。同じアイテムでも、ターゲットが異なれば効果は大きく変わります。

実用性の高いアイテムを選ぶ

来場者が実際に使い続けることで、繰り返しブランドに触れてもらえるのがノベルティの真価です。「もらったけど使わない」ではなく、日常生活の中で自然に手に取るアイテムを選ぶことが重要です。実用性の高いアイテムほど、ブランドとの接触頻度は高まります。

自社のブランドイメージを体現するデザインを選ぶ

配布物を渡す際に内容や目的が伝わる一言を添えることで、来場者の理解と記憶への定着度が高まります。このとき、ノベルティのデザインやコンセプトが一言説明と一致していれば、「日本のおみやげ」という記憶カテゴリではなく、「あのブランドのもの」として独立して想起されやすくなります。

受け取った後も大切にしてもらえるクオリティを選ぶ

来場者は多くのパビリオンや展示を巡るため、膨大な情報に触れることになります。そのなかで手元に残してもらうには、クオリティへのこだわりが欠かせません。帰国後の日常生活の中で繰り返し手に触れるたびに、記憶が更新・強化される設計であることが理想です。

五感に訴える要素を取り入れる

視覚的なデザインだけでなく、触感・香りなど視覚以外の感覚にも訴えかけるノベルティは、受け取った瞬間に強い印象を残します。見た目だけの一般的なノベルティを配る企業と、香りや素材の質感など感覚的な体験を伴うノベルティを配る企業では、後者のほうが来場者の記憶に残りやすい傾向があります。万博のような特別な体験と結びついた場合、香りや触感などの感覚要素が、後日の想起を促すきっかけになる可能性があります。

複数種類を用意して使い分ける

対象者に応じて複数種類の販促物を用意することが効果的です。一般来場者向けには持ち帰りやすく実用性の高い配布物を、商談が見込める企業担当者向けにはサービス理解につながる資料やサンプルを、VIPや主要取引先向けには特別感のある限定性の高いアイテムを用意しましょう。このような使い分けにより、費用をムダにせず最大限の効果を引き出せます。

ノベルティの配布で絶対に避けるべきNG行動

ノベルティを用意しても、配り方を誤るとせっかくの効果が半減してしまいます。以下のNG行動は特に注意が必要です。

・配布するだけで声かけをしない

・企業名・サービス名が伝わらないデザインにする

・受け取った来場者をそのままにしてフォローしない

・配布物の情報が多すぎて何を伝えたいかわからなくなっている

「配るだけ」になってしまうと、ただの物品配布で終わってしまいます。来場者の記憶にブランドを残すには、配布の瞬間から意図的なコミュニケーションが必要です。ノベルティにQRコードや次のアクションへの誘導がなければ、せっかくの接点を活かしきれません。

出展企業が実践すべきノベルティ活用法

ノベルティは、配布して終わりではありません。その前後の動きを設計することで、ノベルティの価値を何倍にも高められます。

配布前にSNSや事前告知でノベルティを予告する

展示会やイベントでノベルティを活用する場合、開催前のSNSやメールで「ブース来場者向けの特典」や「会場限定の体験」を告知することで、来場動機を高められる可能性があります。「どんなノベルティなのか気になる」という好奇心を活用するのがポイントです。特に、香りや特殊加工など「実際に手に取らないとわからない体験」は告知との相性が抜群です。ただし、万博のように配布物や商業的な訴求に厳しい規定があるイベントでは、事前告知の内容についても主催者のレギュレーション確認が必要になります。

ノベルティにメモや情報を付与して価値を高める

ノベルティにQRコードや短いメッセージを添えることで、受け取った来場者に次のアクションを促せます。サービス紹介ページへのQRコード、限定キャンペーンへの誘導、担当者の連絡先やSNSアカウントなどを付与すると効果的です。ノベルティはブランドを伝えるツールであり、次のアクションへ誘導するツールでもあることを忘れないようにしましょう。

配布後のフォローを仕組み化する

名刺交換と同様に、来場者との接点を活かしてイベント終了後のフォローを計画的に行うことが大切です。ノベルティを通じて接点を持った相手には、定期的に価値ある情報を届けることで、長期的な関係構築が可能になります。イベント終了後1週間以内に最初のアクションを取ると、記憶が鮮明なうちに印象を強化できます。

印象を最大化するノベルティデザインのポイント

ノベルティのデザインは、企業そのものと提供する価値への印象を左右します。新たに制作を検討しているなら、以下のポイントを踏まえて設計しましょう。

出展目的に合わせてコンセプトを決める

出展目的は企業によって異なります。「新製品のお披露目」「採用ブランディング」「BtoB商談」など、目的を明確にしてからノベルティのコンセプトを決めるのが基本です。「来場者にどんな印象を持ち帰ってほしいか」「イベント後にどんな行動を取ってほしいか」という視点で考えることが、ノベルティ設計の出発点となります。

企業・ブランドを想起させるビジュアルを入れる

特定の企業やブランドを想起してもらうには、視覚的な印象設計が重要です。ロゴや企業カラーを活用することで「あの企業のものだ」と思い出してもらいやすくなります。なお、万博関連の配布物では企業名・ロゴ・公式デザインの使用に厳しいレギュレーションがあったため、掲載可否や表現方法について事前確認が必須でした。今後のイベント計画においても、同様の点は念頭に置いておきましょう。

素材・加工・香りにこだわって特別感を演出する

ノベルティは手に触れるものです。素材の質感・厚み・特殊加工にこだわることで、受け取った瞬間に他社との差別化ができます。エンボス加工(凹凸をつける)、箔押し(金や銀などの金属的な輝きを出す)、マットPP加工(しっとりとした手触り)などは、視覚だけでなく触感でも印象を残す手法です。さらに最近では、香りを加工に取り入れることもできるようになっています。手に取った瞬間に「これは違う」と感じてもらえれば、企業を強く印象づけられます。

【関連記事】営業ツールを「一生モノの記憶」に変える方法。

ノベルティには香り付き印刷がおすすめ

人間の五感の中で、嗅覚は記憶と最も密接に結びついていると言われています。かつてフランスの作家マルセル・プルーストは、マドレーヌの香りが幼少期の記憶を鮮やかによみがえらせる体験を小説に描きました。この現象は「プルースト効果」と呼ばれ、香りが記憶や感情を呼び起こす力があることを示す比喩的な表現として広く知られています。

香り付きのノベルティは視覚と嗅覚の両方に訴えかけるため、通常の配布物よりも来場者の記憶に残りやすいのが最大の特徴です。万博のような非日常性の高いイベントでは、来場者が視覚・音・空間演出など多くの刺激に触れるため、印象的な体験ほど記憶に残りやすくなります。そのような場で香り付きの印刷物や販促物を手渡すことができれば、会場での体験と香りがセットで記憶に刻まれる可能性があります。

香りの印刷所「プルースト」

日常の中でノベルティを手にし、同じ香りが立ち上がった瞬間、会場での体験・ブランドとの接触・印象がセットでよみがえる。そんな体験を設計できるのが、香り付き印刷ならではの強みです。また、香りは言語に依存しない体験であるため、日本語が通じない海外の来場者にとっても等しく機能します。言葉の壁を越えて記憶に残る販促物として、香り付きノベルティは今後の国際的なイベントにおいても有力な選択肢となるでしょう。

また、香りや触感のような五感に訴える要素は、来場者との会話のきっかけにもなります。「この紙、なんかいい匂いがする」そんな一言からブースでのコミュニケーションが深まり、商談へとつながるケースも少なくありません。

香りの印刷所「プルースト」では、オプションでデザインの一部にだけ香りをつけることもでき、来場者の印象に強く残るノベルティの制作が可能です。マイクロカプセルを用いた香り印刷技術により、こすることで香りが広がる仕組みを印刷物に組み込めます。大規模イベントや展示会向けのノベルティ制作をご検討の方は、ぜひプルーストへのご相談をお待ちしています。

【関連記事】名刺やノベルティで差をつける!展示会で記憶に残る香り印刷活用術

よくある質問(FAQ)

Q. ノベルティはいつ発注すればよいですか?

開催の少なくとも2〜3ヶ月前には発注を完了させておくのが理想です。特に数量が多い場合や、特殊加工(香り・エンボス・箔押しなど)を施す場合は、製造に時間がかかることがあります。「まだ内容が決まっていない」という段階でも、早めに印刷会社へ相談しておくと段取りがスムーズになります。

Q. ノベルティの予算はどのくらいが目安ですか?

ノベルティの予算は、配布数・アイテムの種類・加工内容によって大きく異なります。一般的には1個あたり100〜500円程度のものが広く使われていますが、BtoB商談向けのプレミアムノベルティでは1,000円以上のものを用意する企業もあります。重要なのは「費用対効果」です。安価なアイテムを大量に配るより、印象に残るアイテムを適切な相手に渡す戦略のほうが成果につながるケースも多くあります。

Q. ブースでノベルティを配るタイミングはいつがよいですか?

単に通路で配るのではなく、来場者との会話やサービス説明と組み合わせて活用することが重要です。少し会話が弾んだ段階で資料やサンプルを渡すことで、単なる配布物ではなく、商談や問い合わせにつながる接点として機能しやすくなります。会話が「もう少し詳しく聞きたい」という段階に入ったタイミングで渡すと、次回の接点につながりやすくなります。

Q. ノベルティに入れると良い情報は何ですか?

最低限、企業名・ロゴ・ウェブサイトへのQRコードまたはURLは入れておきましょう。これにより、来場者が帰宅後に企業を検索・訪問できる導線を確保できます。担当者の連絡先を入れた名刺と組み合わせて渡すのも効果的です。ノベルティはブランドを伝えるツールであり、次のアクションへ誘導するツールでもあることを忘れないようにしましょう。

まとめ:記憶に残るノベルティは、五感から設計する

万博という前例のない規模の国際イベントを振り返ることで、ノベルティに求められる本質が見えてきます。それは単なる「物品の配布」ではなく、来場者の記憶に刻まれる「体験の設計」です。

デザイン・素材・情報設計はもちろんのこと、今後のイベント施策においては香りや触感といった五感に訴える要素を組み込むことが、競合との差別化につながる重要なポイントになります。特に海外からの来場者にとって、言語を超えて記憶に残る体験を提供できる香り付き印刷物は、強力な武器となり得ます。

次のイベントやプロモーションに向けてノベルティをご検討の際は、ぜひ香りという視点を取り入れてみてください。香りの印刷所「プルースト」では、香り付き印刷のノウハウと豊富な加工実績をもとに、貴社のブランドに合ったノベルティ制作をサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

この記事を企画・執筆した人
香りの印刷所プルースト編集部

この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。

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