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小ロットのポストカード活用術!枚数・単価・香りまでご紹介

コラム 2026.8.25

個展の案内状やショップのDMを作るとき、名刺と同じ感覚でポストカードを大量に発注してはいないでしょうか。名刺は一度作ってしまえば長く使えますが、ポストカードはそうはいきません。個展の会期が変われば内容も変わりますし、季節のキャンペーンが終われば、また新しいデザインが必要になります。つまりポストカードは、目的や配布先が変わるたびに内容を刷新したくなる、いわば「その時々のための一枚」なのです。

この記事では、ポストカードを小ロットで発注する際に押さえておきたい枚数・単価・用紙の基礎知識をあらためて整理しながら、近年注目されている「香りを纏わせる」という新しい選択肢についてもご紹介します。

ポストカードは”名刺の代わり”ではありません

名刺と何が違うのか

名刺は「自分や会社を継続的に紹介するもの」であるのに対し、ポストカードは「特定の目的や期間に向けて配るもの」という性格が強い印刷物です。個展の会期、季節のキャンペーン、期間限定のDMなど、用途が変わるたびに内容を更新したくなるからこそ、小ロットとの相性が良いといえます。名刺のように何百枚、何千枚と刷ってしまうと、次の機会には内容が古くなってしまい、結局使い切れずに残ってしまうということも起こりがちです。

小ロットが活きる、3つの活用シーン

ポストカードの小ロット発注は、特に次のようなシーンで力を発揮します。

  • 個展・展示会の案内状:会期や作品に合わせて内容を変えたい
  • ショップのDM・サンクスカード:季節やキャンペーンごとに刷新したい
  • 季節の挨拶状:年ごとにデザインを変えて贈りたい

いずれも「その時々に合わせて、必要な分だけ」という発想が前提にあります。まとめて大量に刷ってしまうと、次の機会には内容が古くなってしまう印刷物だからこそ、小ロットでこまめに発注するスタイルが向いているのです。特に作家やクリエイターの方は、展示のたびに作風やテーマが変わることも多く、その都度新しいビジュアルでポストカードを作り直したいというニーズが強い傾向にあります。

ポストカードの小ロット発注、何枚から可能か

一般的な最小ロットの目安

印刷所によって差はありますが、20枚〜100枚程度から発注できるサービスも増えてきました。オンデマンド印刷が普及したことで、以前よりも少部数への対応幅は広がっています。「まずは少しだけ試してみたい」というニーズにも応えやすくなったといえるでしょう。かつては数百枚単位でしか受け付けていなかった印刷所も多かったのですが、近年は個人のクリエイターや小規模店舗の需要が高まったことを背景に、少部数専門のサービスも増えてきました。

少部数ほど単価が上がる仕組み

印刷には、版の作成や機械のセッティングなど、枚数にかかわらず発生する固定費があります。そのため、少部数になるほど1枚あたりの単価は上がりやすい傾向にあります。この仕組みをあらかじめ理解しておくと、見積もりを見たときに「なぜこの金額になるのか」が納得しやすくなり、予算感もつかみやすくなります。逆にいえば、枚数を増やせば増やすほど1枚あたりの単価は下がっていきますが、使い切れない枚数を抱えてしまっては本末転倒です。目的に合った枚数を見極めることが、結果的には無駄のない発注につながります。

コストを抑える工夫

用紙のグレードや加工の種類を絞り込む、規格サイズを選ぶといった工夫によって、小ロットでも無理のない予算に収めやすくなります。すべてにこだわるのではなく、「ここは譲れない」というポイントを一つ決めておくと、発注先とのやり取りもスムーズに進みます。たとえば「用紙の質感だけは妥協したくないけれど、サイズは規格内で構わない」というように、優先順位をつけて発注先に相談してみるのもよい方法です。

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用紙・サイズ・仕上げで変わる印象

光沢紙とマット紙の違い

光沢紙は写真やイラストの発色が良く、マット紙は落ち着いた質感で文字情報との相性が良いとされています。作品やブランドの雰囲気に合わせて選んでいただくのがおすすめです。同じデザインでも、用紙が変わるだけで受け取ったときの印象は大きく変わりますので、迷ったときはサンプルを取り寄せて、実際に手に取って比較してみるとよいでしょう。

定型サイズと変形サイズ

一般的なポストカードサイズ(100mm×148mm)は郵送にも適していますが、個展の案内状などでは、あえて変形サイズを選ぶケースもあります。用途に応じたサイズ選びが、仕上がりの完成度を大きく左右します。郵送を前提とするなら定型サイズが無難ですが、手渡しがメインであれば、少し個性的なサイズに挑戦してみるのも一つの方法です。

特殊加工との相性

小ロットであっても、箔押しやエンボス加工などに対応する印刷所は増えてきました。特別なイベント用の一枚には、こうした加工を取り入れる価値があります。ただし特殊加工は通常の印刷よりも工程が増える分、納期や費用に影響することもあるため、検討する際は早めに印刷所へ相談しておくと安心です。

シーン別、ポストカードの活かし方

個展・展示会の案内状として

作品の世界観をそのまま伝えられる案内状は、来場のきっかけになるだけでなく、来場者の手元に残る記念品にもなります。会期が終わったあとも、部屋の片隅に飾ってもらえるような一枚を目指したいところです。案内状としての役割を終えたあとも、作品集の代わりのような形で手元に残してもらえるとしたら、それはとても嬉しいことではないでしょうか。

ショップのDM・サンクスカードとして

購入後に添えるサンクスカードや、季節ごとのDMとしてポストカードを活用する店舗も多く見られます。名刺よりも大きな紙面を活かして、写真やメッセージをしっかり伝えられるのも魅力です。特にサンクスカードは、購入者との関係を丁寧に育てていくための小さなきっかけになります。定型文だけでなく、一言手書きのメッセージを添えるお店も少なくありません。

季節の挨拶状として

年賀状や季節の挨拶状としても、ポストカードは定番の選択肢です。毎年デザインを変える前提だからこそ、小ロットでの発注が自然と合致します。取引先やお客様への挨拶状として、毎年少しずつ違う一枚を届けることは、継続的な関係づくりにもつながります。

【関連記事】イベント ポストカードを“記憶に残る一枚”へ。香り印刷という新しい選択肢

小ロット対応の印刷所を選ぶポイント

即日・短納期対応

イベント直前の発注や急なDM施策にも対応できるよう、即日対応や短納期発送の有無は事前に確認しておきたいポイントです。「余裕を持って発注したつもりが、思ったより時間がかかった」ということのないよう、納期の目安は早めに確認しておきましょう。特に個展の準備は他の作業と並行して進めることが多いため、印刷にかかる日数は最初に把握しておくと安心です。

データ入稿のしやすさ

テンプレートの有無や入稿データの形式は、印刷所によって異なります。デザインに不慣れな場合は、テンプレートが充実したサービスを選んでいただくと安心です。逆にデザインにこだわりたい場合は、自由度の高い入稿形式に対応しているかどうかも確認しておくとよいでしょう。

特殊加工への対応範囲も確認する

小ロットであっても、箔押しや厚紙など特殊な仕様に対応しているかどうかは印刷所によって差があります。こだわりたい仕様がある場合は、発注前に対応範囲を確認しておくと、あとから「対応できません」と言われて困ることを避けられます。見積もり段階で希望する仕様をすべて伝えておくことが、スムーズな発注につながります。

受け取った瞬間に、香りで記憶に残す

ここまで、枚数や単価、用紙といった基本的な選び方をご紹介してきましたが、最後に少し変わった選択肢もご紹介させてください。それが「香り付きのポストカード」です。

ポストカードは、受け取った相手が実際に手に取り、時には部屋に飾ったり、引き出しにしまって保管したりする印刷物です。文字やデザインだけでなく、そこにふわりと香りが添えられていたら――受け取った方は、きっと少し立ち止まって、その一枚を眺めてくれるのではないでしょうか。香りという要素は、視覚的なデザインだけでは出せない「特別感」を演出できる手段のひとつです。

香り印刷所「プルースト」

久保井インキが手がける香り印刷所「プルースト」では、マイクロカプセル技術を用いて、100部という小ロットからポストカードにも香りを定着させる制作に対応しています。この「プルースト」という名前は、紅茶に浸したお菓子の香りをきっかけに、遠い昔の記憶がふっと呼び起こされるという有名な文学作品の一場面に由来しています。香りとともに贈られた一枚は、受け取った瞬間だけでなく、しばらく時間が経ってからふとその香りに触れたときにも、その日の記憶を思い出すきっかけになるかもしれません。

個展の案内状に、会場の雰囲気を思わせるやさしい香りを添えてみる。ショップのサンクスカードに、ブランドらしい香りをひとしずく忍ばせてみる。大量生産を前提としないポストカードだからこそ、渡す相手や場面を思い浮かべながら、香りまで含めてデザインすることができます。それは、ありふれた案内状やDMとの、はっきりとした違いになるはずです。

香り付きのポストカードは、まだあまり知られていない選択肢だからこそ、受け取った方の記憶に残りやすいという側面もあります。同じような案内状やDMが数多く届く中で、封を開けた瞬間にふわりと香るポストカードがあったら、きっと他とは違う印象を残せるはずです。小ロットでの発注をご検討中の方は、香り印刷という選択肢もぜひ一度チェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. ポストカードは何枚から小ロットで印刷できますか?

印刷所によって異なりますが、20枚〜100枚程度から対応しているサービスも多くあります。オンデマンド印刷の普及により、少部数への対応幅は広がってきました。まずは希望する印刷所に、最小ロットの目安を確認してみるとよいでしょう。

Q. ポストカードを小ロットで作ると単価はどれくらいですか?

版の作成や機械のセッティングなど、枚数にかかわらず発生する固定費があるため、少部数になるほど1枚あたりの単価は上がりやすくなります。用紙や加工によっても金額は変動しますので、複数の印刷所で見積もりを比較してみることをおすすめします。

Q. 個展用のポストカードは何枚くらい用意すればよいですか?

会場の規模や来場予定人数によって異なりますが、来場者への配布分に加えて、DM送付分や予備を含めて見積もるのが一般的です。小ロットであれば、会期や作品に合わせて発注枚数を調整しやすくなります。

Q. ポストカードを小ロットで香り付きにできますか?

マイクロカプセル技術を用いた香り印刷であれば、小ロットのポストカードにも香りを定着させることが可能です。案内状やサンクスカードに特別な印象を添える手段として、ぜひ活用してみてください。

まとめ:小ロットのポストカードは、必要な分だけを、こだわりを持って発注できる印刷物です

ポストカードは、名刺のように一度作れば使い回せる印刷物ではなく、その時々の目的に合わせて内容を変えていくものです。だからこそ、枚数・単価・用紙・納期といった基本を押さえつつ、必要な分だけを小ロットで発注するというスタイルが、多くの場面で理にかなっています。

今回ご紹介した基礎知識を踏まえたうえで、もし「ただ配るだけでなく、少し特別な一枚にしたい」と感じたなら、香りという選択肢を検討してみる価値はあるはずです。デザインや用紙にこだわるのと同じように、香りにもこだわることで、受け取った方の手元に長く残る一枚を作ることができます。個展の案内状やショップのサンクスカードなど、目的がはっきりしているからこそ、小ロットでの発注と香り印刷は相性の良い組み合わせといえるでしょう。次にポストカードを発注する機会があれば、久保井インキの香り印刷所「プルースト」にも、ぜひ一度目を通してみてください。

この記事を企画・執筆した人
香りの印刷所プルースト編集部

この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。

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