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思わず手に取る印象的なDMデザインの秘訣と印刷のポイント

コラム 2024.9.7

デジタル時代に突入した今、紙のダイレクトメール(DM)は時代遅れだと思っていませんか?「DMを送っても開封されない」「効果が測定しづらい」といった悩みを抱えているマーケティング責任者の方も多いでしょう。

だとしても、適切に設計された印象的なDMは受け取る人に強く印象を残し、まだまだ現役で利用できるマーケティングの手法です。そこで本記事では、最新の印刷技術を活用した表現方法や、開封率を高めるデザインのコツなどを紹介します。

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デジタル時代における紙のDMの重要性とは

デジタル化が急速に進む現代社会において、紙のDMにはデジタル広告にない独特の魅力と効果があります。

DMであれば受け取った人の手元に直接届くため、視認性が高く開封率も向上します。また、手触り、色彩、香りまで付加でき、受け取った人の印象に強く残せるのも利点です。

加えて、紙のDMとデジタルマーケティングを組み合わせることで、相乗効果も生み出せます。デジタル時代だからこそ、紙のDMの価値を再評価し、効果的なマーケティング戦略を構築しましょう。

DMの特徴は?

DMは、ターゲットに直接アプローチできる独自の利点を持つマーケティング手法です。その主な特徴は以下のとおりです。

  • 物理的な形で届くことで受け取った人の注目を集めやすい
  • 顧客データを活用して受け取り手に合わせられる
  • サイズ、形状、素材、印刷技術などを組み合わせてデザインできる
  • Eメールと比較してより詳細な情報やカタログを同封できる

こうした紙のDMだからこその特性を理解し、デジタルマーケティングとの相乗効果を狙うことで、効果的なキャンペーンを展開できます。

【関連記事】:チラシやDMで差別化するつの方法と集客効果を高めるコツ

印象的なDMを作る5つのポイント

印象的なDMを作るには、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。

  • 用紙と印刷方法を決める
  • 写真やイラストを上手に使う
  • レイアウトとフォントを選ぶ
  • パーソナライゼーション(個別化)を狙う
  • 効果的なライティングを行う

用紙と印刷方法を決める

DMの第一印象を大きく左右するのが、用紙と印刷方法の選択です。目的や予算に応じて最適なものを選びましょう。

例えば、用紙の種類と特徴であれば以下の例が挙げられます。

種類 特徴 適した用途
マット紙 光沢なし、落ち着いた印象 高級感を出したい場合
コート紙 光沢あり、鮮やかな印刷 写真やイラストを多用する場合
上質紙 手書きしやすい 返信用はがきなど

一方で、代表的な印刷方法であるオフセットとオンデマンドの2種類の比較は以下のとおりです。

方法 特徴 適した用途
オフセット印刷 大量印刷向き、色の再現性が高い 大規模なDM配布
オンデマンド印刷 少部数向き、パーソナライズ可能 小規模やターゲットを絞ったDM

それぞれにおいて、DMの目的や内容に合わせて最適な用紙と印刷方法を選択することが、印象的なDMを作る第一歩となります。

写真やイラストを上手に使う

視覚に訴えかける写真やイラストは、DMをより印象的に仕上げるポイントです。効果的に使用することで、受け取った人の興味を引き、内容の理解を促進できます。

基本的には、高品質な写真やイラストを使います。コストを踏まえてフリー素材を上手に使う場合は、著作権に注意しましょう。また、プロのイラストレーターやフォトグラファーに制作を依頼するのも一案です。

写真やイラストの配置においては、文章と適切にバランスを取り、読みやすさを損なわないようにします。また、印刷所が用意するデザインテンプレートを上手に使うのも効果的です。

レイアウトとフォントを選ぶ

DMのレイアウトとフォントは、情報の伝わりやすさと見た目の魅力を左右します。より印象的にするためにも、情報の優先順位を考慮して構成し、重要なメッセージを目立つ位置に配置してください。

また、以下のようにフォントで工夫するのも印象アップに有効です。

  • 役割に応じてフォントの使い分ける
  • 適切なフォントサイズと行間を設定する
  • タイポグラフィ(文字の配置、大きさ、色使いなど)の工夫を行う

整理された美しいレイアウトと適切なフォント選択が、DMの読みやすさと印象を大きく左右します。受け取った人が自然と目を通したくなるようなデザインを目指しましょう。

パーソナライゼーション(個別化)を狙う

パーソナライゼーションは、DMの効果を大きく高める戦略です。顧客一人ひとりの属性や購買履歴に基づいて内容をカスタマイズすることで、より高い反応率が期待できます。

宛名を個人名で記載(例:「〇〇様」)とするだけでは、他社と差別化になりません。過去の購買履歴に基づいたおすすめ商品の提案や、顧客の興味・関心に合わせたコンテンツに仕上げましょう。

顧客の誕生日や記念日に合わせたメッセージや特典等、「自分のための特別なDM」という印象を与えることが、高い反応率につながります。

効果的なライティングを行う

DMの成功には、魅力的なビジュアルだけでなく、効果的なライティングも印象的を高めるポイントです。読み手の心に響く文章作りを心がけましょう。

効果的なライティングのポイントは、以下のとおりです。

  • 読み手を引き込むストーリーを作り込む
  • 読み手の感情を揺さぶる言葉を選ぶ
  • 顧客にとってのメリットを明確にする
  • ポイントを絞って簡潔に伝える

少しでも迷ったときや、DMの規模や重要度に応じて、プロのライターやコピーライターに依頼するのも効果的です。ビジュアルと文章のバランスを取りながら、魅力的なDMを作り上げていきましょう。

【関連記事】:手紙やDMの開封率を向上する方法|香り印刷の新たなアプローチ

印刷技術を活かした印象的なDMの作り方のポイント4選

印象的なDMを作るには、印刷技術を活かすためにも以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • 特殊印刷技術を取り入れる
  • 開封率を高めるDMデザインを作る
  • IT技術と印刷物を組み合わせる
  • 香りを付加する

特殊印刷技術を取り入れる

特殊印刷技術の活用により、DMに高級感やブランド価値を付加できます。代表的な技術として、箔押しとエンボス加工があります。

技術 特徴 効果
箔押し 金、銀、ホログラムなどの箔を熱で圧着 光沢のある美しい仕上がり
エンボス加工 紙面に凹凸をつける 立体的な表現が可能

この技術を組み合わせることで、視覚的・触覚的な魅力を高め、受け取った人の印象に強く残るDMを作成できます。その他にも印刷所のオリジナル技術があったり、対応していなかったりするため、事前に確認してください。

開封率を高めるDMデザインを作る

DMの成功には、印象的なデザインで開封してもらうことが不可欠です。そのためには、封筒や外装のデザインに工夫が必要です。

開封率を高めるための効果的な方法としては、以下が挙げられます。

  1. サイズや形状の工夫(大きめの封筒、変形サイズ、箱型など)
  2. インパクトのあるメッセージや画像の印刷
  3. ノベルティの同封
  4. 簡単に開封できる仕様の採用

受け取った瞬間から興味を引き、開封したくなるような仕掛けを用意することがポイントです。

IT技術と印刷物を組み合わせる

デジタル時代において、紙のDMとIT技術の融合により、より効果的なマーケティングが可能になります。例えば、QRコードを上手に使うことで、紙面の情報量の制限を超えた詳細な情報を届けられます。

また、AR(拡張現実)技術を用いることで、DMを通じてデジタル空間とのコラボも可能です。スマホをかざすと動画が再生されたり、3Dモデルが表示されたりするなど、印刷物だけでは実現できない体験を届けてみてください。

香りを付加する

視覚や触覚だけでなく、嗅覚にも訴えかけるDMは、より強い印象を残すことができます。香りを付加したDMは、受け取った人の記憶に長く残り、ブランドイメージの向上にも有効です。

  • 製品の香りを直接伝える
  • 季節のキャンペーンに関連した香りを使う

などのほかにも、相手の気持ちを鎮めたり、昂らせたりする効果を狙ってみるのも一案です。香りを通じて製品やブランドの魅力を効果的に伝え、受け取った人の心に残るDMを作成することを目標にしてみてください。

印象的なDMに関するよくある質問

最後に、印象的なDMを作成する際に、多くの方が疑問に感じる点について解説します。

  • 紙のDMにはどのような内容を書けばいいですか?
  • 紙のDMの問題点は何ですか?

紙のDMにはどのような内容を書けばいいですか?

印象的な紙のDMを作成するには、以下の要素を効果的に組み合わせてください。

項目 内容
キャッチコピー 商品やサービスの訴求ポイントを簡潔に表現し、読み手の興味を引きつける
日時情報 イベントの開催日、キャンペーン期間、申込締切日などを明確に記載する
場所 店舗の地図やアクセスマップを掲載し、顧客の来店を促進する
社名・企業ロゴ ブランドの認知度を高め、信頼性を確保する
QRコード 紙面の限られたスペースを有効活用し、詳細情報へのアクセスを容易にする
価格・商品説明文 商品やサービスの特徴や価値を簡潔に伝える
写真やイラスト 視覚的な要素を用いて、商品やサービスのイメージを効果的に伝える
特典情報 クーポン券やシリアルナンバーなどを提供し、顧客の行動を促す

いずれも適切に配置し、読み手にとって価値のある情報を提供することで、DMの開封率や反応率を高めることができます。

紙のDMの問題点は何ですか?

紙のDMには多くの利点がありますが、いくつかの問題点も存在します。

  • 印刷費、郵送料、人件費などでデジタル広告に比べてコストが高くなる
  • 企画からデザイン、印刷、発送まで1週間から1か月程度の時間がかかる
  • せっかく制作しても開封されないことがある
  • デジタル広告と比べて情報の更新や修正が難しい
  • 開封率やCVR(コンバージョン率)をリアルタイムで分析できない

とはいえ、顧客の属性を絞り込むことで、ターゲットに確実に届けられる利点は大きいです。また、パーソナライズされたコンテンツや魅力的なデザインを用いることで、開封率を高めることができます。

まとめ

印象的なDMの作成は、デジタル時代においても効果的なマーケティング戦略の1つです。紙のDMには、物理的な存在感や五感に訴えかける力、パーソナライゼーションの容易さなど、デジタル広告にはない独自の魅力があります。

効果的なDMを作るには、特殊印刷技術の活用、開封率を高めるデザイン、IT技術との融合、香りの付加など、最新の技術やアイデアを取り入れてみてください。

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この記事を企画・執筆した人
香りの印刷所プルースト編集部

この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。

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