お知らせ
手紙・便箋に香りづけする方法-匂いをつけて想いを届けるには
- 「手紙を贈っても印象に残らない」
- 「興味を持って読んでもらえる手紙にしたい」
このような悩みを解決できるアイデアが、香り付きの便箋です。ただ、便箋に香りをつける方法は複数あり、それぞれ使いやすさが変わります。そこで今回は、便箋に香りづけする具体的な方法と、活用シーンを紹介します。
香りをうまく取り入れ、新しいマーケティングや贈り物として利用しましょう。
目次
手紙・便箋に香りづけして手紙を届けられる
便箋や手紙と一緒に香りを送ると、手紙に香りを楽しむという価値を添えられます。例えば、春に送る手紙には桜の香り、夏には爽やかな樹木の香りなど「季節に合わせて香りを付ける」のは、季節の挨拶をする手紙ならではの楽しみ方です。また、便箋につける香りは、意味や効果に合わせて選ぶこともできます。
以下には、アロマや香り印刷などによく使用される、代表的な香りと効果を一覧にまとめました。
フローラル系 | 癒しを感じる・安心感を与える |
柑橘系 | 胃腸の調子を整える・気分を明るくする |
オリエンタル系 | 官能的な印象を与える・不安感を鎮める |
スパイス系 | 気分を刺激する・活性化する |
ハーブ系 | 清涼感を得る・リラックスする |
樹木系 | 気分を落ち着かせる・リフレッシュする |
香り付けすることで、風情を楽しめるおしゃれな手紙になり、手紙にひと手間掛けて送ってくれた人への印象も良くなります。他にも相手が好きな香りや、自分に対してどのような印象を持ってほしいかで選ぶのもおすすめです。
手紙・便箋につけた香りの持続時間は?
便箋につけた香りの持続時間は、香りの付け方・種類・保管方法で違いがあります。例えば、香り印刷では香りを包んだカプセルが含まれた特殊なインキを使用します。そのため、香りはカプセルが割れない限り、「相当期間持続」します。
ただ、便箋や手紙へどのように香りをつけたかによって、持続時間が変わりますので目安としてお考えください。
手紙・便箋に香りづけする方法
便箋に香り付けする代表的な方法は、以下の4種類があります。
- 香りつきインクを使う
- 香りつきのシールを貼る
- フレグランスペーパーを入れる
- 文香や紙石鹸を入れる
- 香水をつける
贈る相手やシーンによって、使い分けする参考にしてください。
香りつきのインクを使う
香り付きのインクとは、香りの包まれたカプセルが入った特殊なインクのことです。インク自体に香りがついており、文章や装飾を印刷するだけで香りつきの便箋が完成します。香り印刷が施された便箋は、インク自体からもほのかに香り、擦るとより強く広がります。
一般的に、香りは6か月の保証がついていますので、手紙が読まれるまでに時間が空いてしまう場合でも安心です。
【関連記事】販促・展示会・ノベルティに使える香り印刷を詳しく紹介
香りつきのシールを貼る
香りつきのシールとは、アロマシールとも呼ばれ、便箋に貼り付けるだけで香りを添えられるアイテムです。手書きで手紙を送りたい場合や、封筒に香りを後付けしたい場合に使えます。香り印刷で印刷されたシールは自分が希望するデザインを注文でき、香りが6か月まで保証されます。
香りシールは、ビジネスシーンにも取り入れやすく、手軽に使えて手紙の幅も広がるでしょう。
【関連記事】アロマシールとは?マスクにも貼れる香り印刷の新しい形
フレグランスペーパーを入れる
フレグランスペーパーとは、香りを染み込ませた紙やロウのことです。紙で出来ているので、形状やデザインは種類が豊富で、好みや場面に合ったデザインを楽しめます。使い方は、封筒に入るサイズのフレグランスペーパーを同封するだけと手軽です。
手紙に同封するタイプは専用で作られているので香りがきつすぎず、好印象を与えられるでしょう。
文香や紙石鹸を添える
便箋に文香や紙石鹸(薄く紙状にした石鹸)を添えるだけでも、香りを一緒に贈れます。
文香や紙石鹸は、かわいらしいものが多く、そのデザインも楽しみの一つです。
紙石鹸は実際に石鹸として活用してもらうこともできるため、気の利いたプレゼントとして活用できます。
香水をつける
また、軽く香水をつける方法もあります。
最も簡単な方法は直接手紙にスプレーすることですが、日持ちさせたい場合は、香水を吹きかけたティッシュやコットンと一緒にジップロックなどに密閉して1日ほど置いておくと香りが続くようになります。
フレグランスペーパーや文香を用意するのが難しければ手っ取り早く香水を使うのも良いでしょう。
香りを長続きさせる方法
香りづけの方法を紹介しましたが、それぞれ持続時間の長さには違いがあります。
以下はそれぞれの持続時間の目安となります。
- 香水:24時間程度
- フレグランスペーパー:2~4週間
- 文香:約半年
- 香り印刷:半年以上(半永久)
香水は本来、紙に香り付けするものではないため、数日間も持続するものではありません。
フレグランスペーパーは香水に近いですが、用紙に天然樹脂などを浸しているため、表面に吹き付ける香水と比べると持続時間が長くなります。
ただし、香料を紙に付けているため、香り成分が揮発し続けることからおよそ2~4週間ほどで香りが無くなってしまいます。
文香は上記の2つと異なり、それそのものがお香であるため、長い期間香りが持続します。
形はいろいろありますが、お香を包んだシールタイプのものや小袋タイプのものなどがあり、半年近く香りが持続すると言われています。
最後にプルーストで取り扱っている香り印刷ですが、これは香料インキを使うことで香りを長持ちさせることができます。
香料インキには香りを閉じ込めたマイクロカプセルが含まれており、インキがこすれることでカプセルが壊れ香りがたつようになっています。
基本的には、カプセルが壊れない限り香りが持続するため、半永久的に香りを持続させることができます。
名刺やポストカードなどを少量から作ることができるため、ぜひ見てみてください。
香りづけした便箋の活用方法
香りづけした便箋は友人に送る手紙に限らず、以下に挙げた代表的な4つの活用方法も覚えておくと便利です。
- マーケティング
- プレゼントとして送る
- 香りのプレゼントとして贈る
- 香りの効果を利用する
マーケティング
香りづけした便箋は、「商品価値を顧客に伝える」部分でマーケティングに活用できます。例えば、香りのついたチラシをポストに投函すると、顧客の興味を引いてチラシの内容を見てもらえる可能性を上げられます。また、プルースト効果によって相手の記憶に残りやすく、チラシの印象が強まるといった形で利用できるわけです。
さらに、「香り」はブランディングの一つとしても活用できます。
ブランディング
ブランドセントという方法で、ブランディングに香りを活用できます。ブランドセントとは、ブランドをイメージした香りをつくり店舗で使い、ブランドを記憶してもらうことが目的ですCMやチラシなどの宣伝活動をしなくても、プルースト効果により似た香りを嗅ぐことでブランドを思い出してもらえます。
また、フローラルな香りなら優しいイメージ、柑橘系なら爽やかなイメージなど求めるイメージを添えられるのも利点です。
【関連記事】【事例あり】香りマーケティングとは?匂いの活用で得られる効果と根拠
プレゼントとして贈る
定番のプレゼントに香りを付けるだけでも、相手へ強く印象を残せます。
ただ、香りの選び方には「3つのポイント」があります。
- 相手の好みに合わせる
- ライフスタイルに合わせる
- 困ったら香りの分類から選ぶ
例えば、バースデーカードに自分の好きな香りを添えると特別な一通として仕上がります。また、疲れているときにリフレッシュできる香りが届けば、送り主の好感度も上がりやすくなるはずです。このように便箋につける香りを活用すれば、相手の心に響くプレゼントとしても活用できるでしょう。
【関連記事】香りのプレゼントは『香り印刷』がおすすめ-男性・女性に関係なく選べるアイテム
香りの効果を利用する
香りと記憶を結びつけるプルースト効果に限らず、その種類によって変わる効果を利用するのも一つの活用方法です。例えば、代表的な香りは以下が挙げられます。
香りの種類 | 効果 |
ローズマリーペパーミントユーカリレモン | 集中したいとき |
ラベンダー | リラックスしたいとき |
グレープフルーツキンモクセイ | ダイエットしたいとき |
香りがもたらす効果はさまざまですから、相手に贈る便箋に限らず、自分へのプレゼントにも香りを活用しましょう。
【関連記事】ビジネスやダイエットにも有効!香りがもたらす効果
まとめ
便箋には以下の方法で香りを添えられ、使う意味や効果によって自由に選べます。
- 香りつきインクを使う
- 香りつきのシールを貼る
- フレグランスペーパーを入れる
- 文香や紙石鹸を入れる
平安時代から、文香や紙石鹸などで便箋に香りを添える方法が使われてきました。しかし、手軽さに欠けるため知らない人が多く使いにくいかもしれません。
一方で、香り印刷では文字に香りを付けられたり、シールを貼るだけなど手軽に香りを楽しめるのが特徴です。また、一度に大量に準備でき、TPOにも合わせられるのでビジネスでの活用も期待されます。
香り印刷を活用して、送り手と受け手双方に付加価値のある手紙を送りましょう。
香りの印刷所プルースト編集部
この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。