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柑橘系の香りとは?代表的な香りやビジネス・日常への取り入れ方まで解説

コラム 2025.3.7

柑橘系の香りは、私たちの日常生活やビジネスシーンで幅広く活用されている爽やかな香りです。オレンジやレモン、グレープフルーツなど、思い浮かべるだけで清々しい気分になる柑橘の香りには、実はさまざまな効果や活用法があります。

ビジネスパーソンにとっても、第一印象や集中力、ストレス軽減など多くの面でプラスに働くのも魅力です。この記事では、柑橘系の香りの基本から種類、効果、そして日常やビジネスでの活用法まで詳しく解説します。

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柑橘系の香りとは?

柑橘系の香りは、オレンジやレモンなどの柑橘類から抽出される爽やかで清涼感のある香りです。香水やアロマの世界では「シトラスノート」とも呼ばれ、フレッシュで明るい印象を与える特徴があります。

男女問わず広く好まれており、ビジネスシーンでも使いやすい香りです。清潔感があり、強すぎない適度な主張が、朝の目覚めや集中力を高めたいときなど、さまざまなシーンで活躍します。

シトラスノートとは

シトラスノートとは、香水やアロマの領域で使われている「柑橘系の香りを表す専門用語」のことです。香りの系統(ノート)は全部で以下の8つに分類され、その中の1つが柑橘系を表すシトラスノートになります。

  • シトラス(柑橘系)
  • フローラル(花系)
  • オリエンタル(東洋系)
  • ウッディ(木材系)
  • フゼア(シダ系)
  • グリーン(草系)
  • アクアティック(水系)
  • フルーティ(果実系)

シトラスノートの特徴は、果実のような新鮮さと爽快感のある香りです。柑橘系の香りは揮発性が高く、最初に香るその清々しさから、多くの香水やアロマ製品のベースとしても使われます。

7つの代表的な柑橘系の香りの種類

柑橘系の香りには種類がありますが、なかでも代表的な7つの香りについて詳しく見ていきましょう。好みや目的に合った柑橘の香りを見つける参考にしてください。

オレンジの香り

オレンジの香りは、ジューシー・みずみずしいといった言葉で表現される、柑橘系の中でも親しみやすい香りです。甘さと爽やかさのバランスが良く、心を明るくする効果が期待できます。

オレンジの香りは、主に「オレンジスイート」と「ビターオレンジ」の2種類が代表的です。

  • オレンジスイート:果実から抽出した、甘く穏やかな香りが特徴
  • ビターオレンジ:果皮から抽出した、やや苦みを含んだ大人の香り

オレンジの香りは、フローラル系、ハーブ系、樹木系などさまざまな香りと相性が良いため、香水やアロマブレンドの基本として広く使われています。

レモンの香り

レモンの香りは、すっきりとした爽やかさが特徴で、柑橘系の中でも清涼感が強い香りです。その鮮烈な香りは気分を引き締め、頭をすっきりさせる効果が期待できます。

レモンに似た香りを持つ植物としては、レモングラスやメリッサ(レモンバーム)があり、これらで代用することも可能です。仕事では、集中力を高めたい会議や長時間のデスクワーク時に活用できます。

グレープフルーツの香り

グレープフルーツの香りは、果皮の奥深くに香り成分が含まれており、柑橘系の中でも複雑で深みのある香りが特徴です。爽やかさの中に少しの苦みと甘さが混ざり合った独特の香りを持っています。

主に、樹木系のシダーウッド、またハーブ系のローズマリーと相性が良いとされています。重要な交渉や真剣な話し合いの場で使うと、複雑さと深みによって落ち着きと知性を感じてもらう効果が期待できるでしょう。

ゆずの香り

ゆずの香りは、少し青みのあるさっぱりとした印象が特徴的で、日本人に馴染み深い柑橘系の香りです。和の雰囲気を感じさせながらも、爽やかさと清涼感を兼ね備えています。

レモンやオレンジなど他の柑橘系と組み合わせることで、より複雑で奥行きのある香りを作り出すこともできます。一般的に、ゆずの精油には「フロクマリン類」と呼ばれる成分を含まないため、光毒性(後述します)がありません。日中の外出が多い日でも安心して使用でき、日本の情緒、風情のある落ち着きを演出したい場面にぴったりです。

ライムの香り

ライムの香りは、柑橘系の清潔感にほのかな苦みを加えた、シャープでエネルギッシュな印象を与える香りです。レモンよりもやや複雑で、フレッシュさの中にも深みがあります。

ライムの香りには、疲労感をやわらげつつ、心のリフレッシュにつながる効果があるとされています。長時間のデスクワークや連続した会議で疲れを感じたときに、ライムの香りで気分転換してみるのはいかがでしょうか。

ベルガモットの香り

ベルガモットの香りは、香水の原料としてもっとも使われる精油の1つで、柑橘系の中でも洗練された印象を与えます。優しく爽やかな柑橘系の中でも上品な香りが特徴で、フレッシュさの中に少しフローラルな要素も感じられます。

ベルガモットの香りは、わかりやすくすると「アールグレイティー」です。柑橘系の香りの中でも「大人の香り」として活用でき、重要なクライアントとの会食や、格式高い場での商談など、上品さが求められる場面で印象をワンランク引き上げてくれるでしょう。

マンダリンの香り

マンダリンは、主にヨーロッパで栽培されているミカン類で、その香りはオレンジの香りに分類されることが多いです。より繊細で甘みのある特徴を持っており、柑橘系の中でも優しく温かみのある印象を与えてくれます。

刺激が少なく、だれにでも受け入れられやすい穏やかな香りで、ビジネスシーンであれば緊張感のある場面や厳しい交渉の場を和らげる効果が期待できます。チームビルディングや協力関係を築きたい場面などで、マンダリンの香りを選んで場の雰囲気を和らげてみてはいかがでしょうか。

柑橘系の香りがもたらす5つの効果・効能

柑橘系の香りには、私たちの心身にさまざまな良い影響をもたらす可能性があります。ここでは、ビジネスパーソンにとって役立つ5つの効果・効能について詳しく見ていきましょう。

気分をリフレッシュする

柑橘系の香りが持つ清涼感は、気分を前向きにしてくれる効果が期待できます。柑橘類に含まれる芳香成分「リモネン」には覚醒効果が期待でき、気持ちが引き締まって頭もすっきりする感覚を得られます。

例えば、長時間のデスクワークで集中力が切れてきたとき、レモンやオレンジの香りを嗅ぐことで、気分をリセットできます。会議の合間や昼食後の眠気対策として用いて、午後の業務効率を上げるといった使い方も可能です。仕事の合間や午後の眠気に襲われたときなど、気分転換が必要な場面で取り入れてみてください。

参照:わかさ生活[ わかさの秘密 | リモネン | 成分情報 ]

集中力を高める

柑橘系の香りには、交感神経を適度に刺激して脳のスイッチを切り替える効果も期待できます。先に触れたようにレモンやグレープフルーツなどには「リモネン」も含まれているため、脳を活性化させ、より効率的に作業を進める手助けとなります。

ビジネスでは、集中力が求められる場面へ直面する機会は意外に多いです。デスクに柑橘系のアロマディフューザーを置いたり、ハンカチに一滴精油をたらしたりするなどで、柑橘系の香りを活用してみてはいかがでしょうか。

不安やストレスを和らげる

柑橘系のなかでもオレンジやベルガモットの香りは、抗うつ作用や鎮静作用があるともいわれています。そのため、不安や緊張をほぐしてくれる効果が期待できます。

ビジネスシーンでは、重要なプレゼンテーションや会議の前など、緊張する場面が多くあります。柑橘系の香りを取り入れることで、心の落ち着きを取り戻し、最高のパフォーマンスを発揮する助けになるでしょう。

消化を促進し食欲を増進する

柑橘系の香りは、胃腸に良いとされ、消化促進や食欲増進作用も期待できます。消化液の分泌を促す効果があるとされており、食後の不快感を和らげる助けになるからです。

ビジネスランチや接待の場で緊張して食欲が落ちているとき、また長時間の会議や出張で不規則な食事になりがちなビジネスパーソンにぴったりです。重要な商談の食事会前にも柑橘系の香りを嗅ぐことで、リラックスして食事を楽しむことができるでしょう。

参照:わかさ生活[ わかさの秘密 | リモネン | 成分情報]

ダイエット中のイライラを抑える

ダイエット中は食事制限によるストレスやイライラが生じやすいものですが、グレープフルーツのような柑橘系の香りは落ち着かせる効果が期待できます。一部の研究では、男性のストレス軽減にも効果的であることが示唆されています。

柑橘系の香りは気分転換になり、無意識の過食を防ぐ助けになります。デスクに柑橘系のアロマディフューザーを置くだけでも、ストレスによる食欲をコントロールできるかもしれません。

柑橘系の香りが適している4つのシーン

ビジネスパーソンの日常生活において、柑橘系の香りを効果的に取り入れられる4つの代表的なシーンを紹介します。それぞれのシーンに合わせて、柑橘系の香りの活用法を考えてみましょう。

朝の活動前

柑橘系の香りは、フレッシュ感が強く活動を開始する朝にぴったりです。レモンやグレープフルーツなどの鋭い香りは、朝の目覚めを良くし、頭をすっきりさせる効果が期待できます。

朝のシャワー時にシトラス系のボディソープを使ったり、朝食時に柑橘系のアロマディフューザーを使ったりすることで、一日のスタートを爽やかにできるでしょう。通勤前に柑橘系の香水やコロンを軽くつけ、ほかにも重要な会議や商談がある日には、レモンやベルガモットの香りで気持ちを引き締めてみてはいかがでしょうか。

暑い季節

柑橘系の香りは、湿度が高い梅雨から夏にかけても最適です。揮発性が高い軽やかな香りで重く感じないため、蒸し暑い季節でも快適に使用できます。

柑橘系の香りには清涼感があり、冷房病対策としても心地よい環境作りに役立ちます。レモンやライムなどの鋭い香りは暑い季節の気分転換に向いていますし、夏場の商談や会議で爽やかな印象を与えたいときにも活用可能です。

ビジネス全般

柑橘系の香りは、ユニセックスな香りで幅広い相手に受け入れられやすいという特徴も、ビジネスシーンでは大きなメリットです。例えば、初対面の相手との商談や面接などの第一印象が重要な場面のほか、名刺やプレゼン資料に柑橘系の香りを付けることで記憶に残りやすくなるという効果も活用できるでしょう。

また、集中力アップやリフレッシュ効果で業務効率が向上するため、長時間のデスクワークや重要なプロジェクトに取り組む際にも役立ちます。重要なプレゼンテーション前に柑橘系の香りで気分を引き締めたり、長時間の会議中に柑橘系のアロマを取り入れたりしてみてはいかがでしょうか。

リラックスタイム

柑橘系の香りのなかでも、オレンジやマンダリンなど甘みのある香りであれば、心と体が疲れて落ち込んでいる時にもぴったりです。一日の仕事を終えた後のリラックスタイムや、ぐっすり眠りたい時に役立ちます。

帰宅後のバスタイムに柑橘系の入浴剤を使ったり、就寝前に柑橘系のアロマディフューザーを使ったりすることで、一日の疲れを効果的に癒し、質の高い睡眠を促すことができるでしょう。重要な決断や会議の前日、ときにはデートの前など柑橘系の香りでリラックスして良質な睡眠を取ることをおすすめします。

【関連記事】緊張しない方法5選!香りも使ってリラックス効果につなげよう

柑橘系の香りをビジネスや日常に取り入れる方法

ここまでも軽く触れましたが、柑橘系の香りを日常生活やビジネスシーンへ取り入れるにはさまざまな方法があります。ここで一度整理して、手軽に始められる4つの方法を紹介します。

香水をつける

香水は、柑橘系の香りを手軽に取り入れるもっとも一般的な方法です。例えば、血管が表面に近い部分(手首、肘の内側、首筋など)につけると香りが広がりやすくなります。ビジネスシーンでは、手首や肘の内側など、控えめな場所につけるのがおすすめです。

衣服に直接つけると香りが長持ちしますが、シミになる可能性もあるため注意が必要です。また、体温に合わせて、夏場は香りが強く出やすいので量を控えめに、冬場は逆に香りが出にくいため少し濃いめにするといった使い分けも有効です。

アロマオイル・精油を使う

アロマオイルや精油は、さまざまな方法で柑橘系の香りを楽しむことができる方法です。手軽に始められる方法として、ハンカチやタオル、マスクに一滴たらして香りを楽しむ方法があります。オフィスであれば、マグカップのお湯に一滴たらすだけでデスク周りに爽やかな香りが広がり、午後の眠気対策や気分転換に役立つでしょう。

さらに、アロマペンダントやブレスレットなどのアクセサリーに精油を染み込ませて持ち歩く方法もあります。これなら、オフィスでも控えめに香りを楽しむことができ、必要なときに香りを嗅ぐことができます。

【関連記事】【ビジネス向け】アロマの香りの選び方は?取り入れ方も解説

ディフューザーを使う

ディフューザーは、空間全体に柑橘系の香りを広げるのに有効な方法です。個室のオフィスや自宅での作業スペースなど、自らの空間を演出したい場合に選べます。ディフューザーには、超音波式、ネブライザー式、加熱式などさまざまなタイプがありますが、オフィス用には、水を使わず音が静かな電池式のものを選ぶと便利です。

最近では、USBで接続できるコンパクトなタイプも増えており、デスクに置いても邪魔になりません。そのほか、スプレータイプのルームフレグランスやキャンドルタイプのアロマも手軽に使えます。

印刷物に刷る

最近では、印刷物に香りを付ける「香り印刷」の技術も発達しており、ビジネスツールに柑橘系の香りを取り入れる方法としても非常に優秀です。普段使いで気持ちを伝えるポストカードに印刷したり、ビジネスで販促ツールとして使ったりするなど、取り入れる方法もさまざまです。

弊社プルーストでは、「ぎゅっとしぼる鮮烈レモン」や「青春のりんごジュース」などの香りを印刷物に付けることができます。名刺やショップカード、パンフレットなどに柑橘系の香りを付けることで、受け取った相手に強い印象を残すことができます。季節の挨拶状や販促チラシに香りを付けることで、開封率や保存率を高めるといったことも可能です。

【関連記事】香り印刷とは?こすると匂いがする仕組みから製品例まで完全解説

ビジネスシーンで柑橘系の香りを活用するポイント

柑橘系の香りをビジネスシーンで使う際には、以下の5つのポイントを押さえて上手に活用しましょう。相手への配慮の気持ちを持つことが、失敗しないためにも不可欠です。

香りの強さに注意する

ビジネスシーンでは、控えめな香りを心がけることが基本です。強すぎる香りは、周囲の人に不快感を与えかねません。理想的なのは、自分から30cm離れた位置で香りがわかる程度の強さです。

初対面の相手との商談や会議では、香りの強さには細心の注意を払いましょう。なかでもエレベーターや小さな会議室など、空気の循環が少ない場所では、香りが籠もりやすくなります。そのような場所では、より控えめな香りを心がけるか、香りを付けないという選択も考慮すべきです。

TPOに合わせた香りを選ぶ

ビジネスシーンでは、TPO(時間・場所・場合)に合わせた香りの選択も大切です。迷ったときには、レモン、ベルガモット、グレープフルーツなどはユニセックスな印象があり、ビジネスシーンに適しています。

一方で、オレンジやマンダリンなど甘みのある柑橘系は、ビジネスシーンでは控えめに使うか、他の香りとブレンドして使うと良いでしょう。重要な商談や面接などでは、男性向け・女性向けが明確に分かれる香りよりも、性別を問わず受け入れられやすい香りを選ぶのが無難です。

持続時間を考える

柑橘系の香りは一般的に揮発性が高く、朝つけた香りが午後には薄れるため、一日を通して香りを楽しみたい場合は工夫が必要です。携帯用の香水やフレグランスミストを持ち歩くことで、必要に応じて香りを付けられます。

手軽さで選ぶなら、ハンカチに一滴たらして随時香りを楽しむ方法も効果的です。これなら、周囲に香りが広がりすぎる心配もなく、必要なときに自分だけで香りを楽しむことができます。

相手に不快感を与えない配慮をする

初めて会う相手との商談や大人数の会議では、柑橘系に限らず香りの使用は控えめにするべきでしょう。例えば、ビジネスランチや接待の場では、香水やアロマの使用は最小限に留めるか、食事の香りと競合しない柑橘系を選ぶといった具合です。

先述の通り、エレベーターや小さな会議室など空気の循環が少ない場所では、香りが籠もりやすくなります。そのような場所では、香りの使用を控えるか、控えめにすることが望ましいでしょう。

光毒性に注意する

柑橘系の精油等には、特有の「光毒性」という特性があります。フロクマリン類を含む柑橘系の精油は、皮膚に塗布した状態で紫外線を浴びると、肌にダメージを与える恐れがあるとされています。

レモン、ライム、ベルガモットなどの精油には、このフロクマリン類を含むことが多いです。この精油を直接肌に塗る場合は、その後12〜24時間は直射日光を避けましょう。代替として、水蒸気蒸留法で抽出された光毒性のない精油を選ぶか、ゆずのようにもともと光毒性のない柑橘系を選ぶことをおすすめします。

まとめ

柑橘系の香りは、その爽やかさと清涼感から、ビジネスシーンや日常生活のさまざまな場面で活用できる万能な香りです。オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ゆず、ライム、ベルガモット、マンダリンなど、それぞれに特徴のある柑橘系の香りは、シーンや目的に合わせて選ぶことが大切です。

香水やアロマオイル、ディフューザーだけに限らず、弊社プルーストの香り印刷技術を活用すれば、名刺やパンフレットに柑橘系の香りを付けることで、ビジネスに新たな価値を加えることもできます。あなたも今日から、柑橘系の香りの力を活用してみませんか?ぜひ、下記ページから一覧をご覧ください。

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この記事を企画・執筆した人
香りの印刷所プルースト編集部

この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
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