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押し花のしおりの作り方は?どこで買える?香り付きならギフトにもおすすめ

読書をするときにふと目に入る「しおり」。そのしおりが、季節の花々を閉じ込めた押し花でできていたら、本を開くたびに小さな喜びを感じられるのではないでしょうか。
押し花のしおりは、特別な道具を使わず、家庭にあるもので簡単に手作りできます。また、自分用としてはもちろんのこと、心のこもった贈り物としても喜ばれます。本記事では、初心者でも挑戦できる押し花しおりの作り方と、購入できるおすすめ商品について紹介します。
目次
しおりに最適な花の種類
しおりに使う押し花作りには、水分量が少なく花弁を薄く平たくしやすい花を選んでください。 また、乾燥しやすく美しい形を保ちやすい種類、例えば以下のような花が向いています。
- サクラ
- バラ
- タンポポ
- アジサイ
- コスモス
初心者の方は扱いが難しい花よりも、まずは小さな花からはじめると失敗を減らせます。大きめの花は慣れてきてからでも十分ですし、より複雑な花も何度も作ってコツを掴めば押し花にしやすくなります。
押し花のしおりの作り方

ご家庭にある身近な道具で、美しい押し花のしおりは簡単に作れます。以下では、基本的な作り方を紹介するのでぜひ参考にしてください。
必要な道具を準備する
押し花のしおり作りに必要な道具は、すべて家庭にあるものや100円ショップで購入できるものばかりです。具体的には、以下の道具を用意してください。
- ダンボール2枚
- キッチンペーパー
- ティッシュ
- 輪ゴム
- 厚紙(しおりの台紙用)
- のり
特別な機材は一切必要なく、思い立ったときにすぐはじめられるのが押し花の魅力でもあります。また、ダンボールは厚紙、雑誌の表紙、不要なノートの表紙で代用できますし、輪ゴムもクリップ、洗濯ばさみ、麻ひもで代用可能です。
花を選んで採取する
押し花に適している花は水分が少なく、花弁が薄いサクラ、ビオラ、ポピーなどがおすすめです。新鮮で傷のない花を選び、晴れた日の午前中に採取すると水分が少なく、押し花にしても型崩れも起きにくくなります。
どうしても手元にあるものが良ければ家の周りにあるクローバーの葉や、イチョウの葉でも十分です。時間が経つとヨレてしまうため、採取後はできるだけ早めに押し花にしてしまうと美しいしおりに仕上がります。
押し花を作る
用意が済んだらさっそく選んだ花をダンボールの上に敷いたキッチンペーパーに乗せ、上からキッチンペーパーを重ねてダンボールで挟みます。ずれないように輪ゴムで縛り、重しを乗せて数日から1週間程度放置してください。
このとき、花に水分が残っているとしおりにしてからカビが発生しやすいため、しっかりと乾燥するのがコツです。急ぎの場合は電子レンジで600W、30秒弱程度加熱する方法もありますが、加熱時間は花の種類によって調整が必要です。加熱しすぎると焦げてしまいますので、様子を見ながら慎重に行ってください。
しおりに貼り付けて完成
完成した押し花は、厚紙で作ったしおりにのりで固定して完成です。しおりの上部に穴を開けてリボンを通すと、より使い勝手が良く、見た目も美しい仕上がりになります。
さらに押し花を長持ちさせたい場合は、ラミネート加工を施すと外気に触れて劣化する心配がありません。ラミネート加工のほかにもブックカバー用のフィルムを張るだけでも傷みにくくなり、より長持ちします。
【関連記事】魅力的なしおりを作成するおすすめのデザイン・印刷方法・素材選び
押し花のしおりはどこで買える?
押し花のしおりを手作りするのが面倒な場合や、より高品質なものをお求めの方には購入という選択肢もあります。
ハンドメイドマーケット
国内大手ハンドメイドマーケットでは、300点以上の花をモチーフにしたしおりが販売されており、作家による一点ものの作品も見つかります。市販品では見つからない個性的なデザインに出会うことができ、価格帯も手頃で初心者でも気軽に購入できるのが魅力です。
各作家のセンスが光る美しいしおりは自分用としてはもちろん、花好きの方への贈り物としても人気があります。一点一点異なる風合いを楽しめ、コレクションとして集める楽しみもひとしおです。
各通販サイト
大手通販サイトでも、押し花のしおりは商品として販売されています。大量生産品から手作り品まで幅広い選択肢があり、香り印刷技術を使った一風変わったしおりもあるほどです。
プルーストでも、香りを添えられる特別なしおりを取り扱っています。デザインを凝らしたしおりに、14種類の香りから選んで印刷にてお付けできます。ぜひ、下記ページから詳細をご覧ください。
押し花のしおりを選ぶ際の5つのポイント

押し花のしおりを購入する際や手作りする際に、ぜひ考慮しておきたい5つのポイントを紹介します。
デザイン
押し花のしおりは、自らの好きな花の種類や色合い、全体的な雰囲気を考慮するとお気に入りに出会いやすくなります。例えば、本のジャンルや季節に合わせて選んだり、好みの季節の花を見つけてみたりするのはいかがでしょうか。
使う場面を想定して上品さやカジュアルさのバランスを考えると、しおりとしてだけでなく贈り物としても喜ばれます。もっとこだわりたいのであれば、ハンドメイドマーケットを除くと、一点モノにも出会えます。
耐久性・品質
押し花のしおりを日常的に使用するのであれば、耐久性はコスパにもかかわる必須要件です。ハンドメイドではどうしても厚紙に貼り付けただけとなりやすいため、できるだけラミネート加工や特殊コーティングを施しているものを選ぶと長持ちします。
また、使われている押し花をしっかりと乾燥処理しているかを確認しておくと、あとからカビが生えずに劣化も抑えやすくなります。使われている紙の品質にも目を向けて、満足のいく1枚を見つけてください。
サイズ
意外に見落としてしまうのが、本の大きさに対するしおりのサイズです。一般的な文庫本は縦15cm程度、ハードカバーには20cm程度が適しており、幅は2〜5cm程度が使いやすいサイズとなります。
もし、サイズ選びに不安がある場合は、小さめを選ぶと失敗を減らせます。ただし、辞書のような大きなサイズに対しては、どうしても内側に入り込んでしまいやすい点も考慮して大きめにしておくのが無難です。
価格・予算
押し花のしおりの価格は、約500円から数千円まで幅広い範囲があります。自分用であれば手頃な価格帯からはじめて、気に入れば徐々に高品質なものを購入すると無駄を減らせます。
一方でプレゼント用の場合は、相手との関係性と予算を考慮して適切な価格帯のしおりを探してください。例えばノベルティで配るのであれば安めに、ずっと使ってほしいのであれば多少値段が高くても耐久性の高いものがベターです。
加工・技術
押し花のしおりは、花そのものの美しさに加えて、加工・技術によっても印象が変わります。例えば、UVカットや防水仕上げは色あせや湿気から守りつつ長く鮮やかさを楽しめますし、紙質や厚みを工夫して手触りに高級感を出すことも可能です。
さらに香り印刷であれば、マイクロカプセル化した香料をインクに混ぜ込み、指で軽くこするとほのかに香る仕掛けも施せます。購入や製作の際には、見た目だけでなくどのような加工を施しているかも意識すると、自分にぴったりの1枚に出会えるはずです。
【関連記事】高級しおりのおすすめは?選び方から見逃せないブランドや香り付きのしおりも紹介
花の香り付きのしおりならギフトにもおすすめ

香り付きのしおりは、手軽に贈れるのに特別感がある、香り印刷を用いたギフトにおすすめのアイテムです。印刷面に塗布したインキに含まれる香りを包んだマイクロカプセルを指で擦ると香りが漂います。
通常、カプセルが割れない限り効果は相当期間持続し、香りの保証期間は弊社であれば出荷日より6か月です。添える香りもラベンダー、ローズ、バニラなど14種類から選択でき、贈り物としても大変喜ばれます。
押し花はカビの心配もあり、大量に作るにはそれだけ手間もかかります。もし、ノベルティや贈り物として多く用意したいのであれば、ぜひ花の香り付きしおりも検討してみてください。
個人からビジネスまで使える「癒しおり」
プルーストの香り付きしおりは、148×50mmサイズで小ロット(100部)から製作可能です。個人用のしおりとしてはもちろん、企業のノベルティグッズとしての用途にもぴったりです。
人気の香りはラベンダー、ローズ、バニラ、石鹸、ひだまりで、万人ウケしやすい香り付きのしおりは読書の時間をより癒しのひとときに変えてくれます。
【関連記事】人気のオリジナルしおりの魅力を紹介!上手に活用して読書やビジネスに生かそう
よくある質問(FAQ)
最後に、押し花のしおりについてよくお寄せいただく質問にお答えします。
押し花のしおりはレンジで作るとどうなりますか?
押し花のしおりは、電子レンジを使用すると従来の本に挟む方法と比べて短い時間で作成できます。花の水分が素早く蒸発し、鮮やかな色彩を保ったまま平たく仕上がるためです。
ただし、加熱しすぎると焦げて使えなくなるため、600W、30秒弱程度からはじめて時間調整を行ってください。また、花の種類や大きさによって最適な加熱時間も変わってきますので、様子を見ながら調節していくのがベターです。
押し花は何年くらい持ちますか?
押し花は、一般的に3年から5年程度は持つといわれています。直射日光や湿気を避け、ラミネート加工などの保護処理を施せばさらに長持ちします。
ただし、時間と共に色あせや劣化はどうしても避けられないため、その変化も押し花の魅力の1つとして楽しんでください。
花しおりの手入れ方法は?
花しおりのお手入れ方法は、汚れたときに乾いた柔らかい布で軽く拭き取るだけです。カビにつながるため、水気のある方法は避けてください。
保管時は直射日光と湿気を避け、平らな状態で保存できれば美しいしおりを長く楽しめます。もし、汚れが目立ってきた場合は、新しく作り直すのも1つの楽しみ方です。
まとめ
押し花のしおりは、家庭にある身近な道具で手作りできるうえ、作る過程も楽しめるため花好きの方にはぜひ挑戦していただきたい趣味です。もし手作りが面倒な場合は、ハンドメイドマーケットや通販サイトで購入することも可能です。
また、香り印刷技術を使ったしおりは、見た目だけでなく嗅覚でも花の魅力を楽しめる画期的な商品として注目されています。自分用としてはもちろん、大切な人への贈り物としても喜ばれるアイテムですので、ぜひ興味のある方は以下のページから詳細をご覧ください。
香りの印刷所プルースト編集部
この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。