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香料とは?天然と合成の違いや種類・安全性を解説

コラム 2022.12.1

生活の中には、様々な香りが溢れています。

花の香りや食べ物の香り、部屋の匂いなど、香りと名の付くものは多種多様です。

今回は、香りの中でも「香料」についてまとめました。

天然香料と合成香料の違いや種類・安全性について紹介します。

身近で奥深い香料の活用方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください

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香料を相手に届けるなら香り印刷

香料を相手に届けるおすすめの方法は、香り印刷です。

香り印刷とは、香りのついた特殊なインクで印刷する方法で、印刷面を擦ると香りが漂います。

インクには、小さな香りのカプセルが入っており、擦ることでカプセルが弾ける仕組みです。

プルーストの香り印刷は、豊富な香りの種類から好みの物を選べます。

また、ハガキ、カード、シールなど商品の種類も様々取り揃えており、イラストや文字、写真など、印刷できるものなら香り付きでの印刷ができます。

(イラストの輪郭や文字に沿った部分だけの香り付けには対応しておりません)

実際のご注文例では、香り付きショップカードの作成や、香り付きの名刺の作成などです。

サンプル請求もできますので、お気軽にご相談ください。

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香料とは

香料とは、食品や化粧品などの製品に香りを付けるための物質です。

植物を、圧搾・抽出・蒸留して、香り成分を取り出したものを「天然香料」といいます。

一方、人工的に作られた香りのある物質は「合成香料」です。

例えば、コーヒーの香気成分は約800種類、ストロベリーの香気成分は約350種類以上あり、使用目的によって使い分けられています。

天然香料と合成香料を組み合わせて香りを調合し、香料ベースを作成し、様々なものに活用するといった形です。

以下では2つの香りに関する違いを紹介します。

  • 香りと香料の違い
  • フレーバーやフレグランスとの違い

日常生活でも良く使うワードなので、正しい知識で生活に使えるようになりましょう。

香りと香料の違い

香りと香料の違いは、天然のものか人工的なものかの違いを表すことがほとんどです。

バラの香りやジャスミンの香りなど、自然界で発生するにおいを香りといいます。

一方、主に商業目的で製造・販売されるにおいのある有機化学物質やその集合体が「香料」です。

香りは、季節の移り変わりを感じさせてくれたり、味気ない食品をおいしく彩ってくれます。

人間にとって香りは、生活を豊かに彩る大切な役割を果たすものです。

フレーバーやフレグランスとの違い

フレーバーとフレグランスの違いは、使用目的の違いです。

加工食品に香りづけすることを目的とした香料は、フレーバーと呼びます。

一方、ルームフレグランスや化粧品など、食品以外に香りづけすることを目的とした香料は、フレグランスです。

フレーバーは、ジュースに香料が添加されているように、食品の香りを補填する役割で作られています。

フレグランスは、様々な香りの柔軟剤があるように、イマジネーションを刺激したり、消費者のニーズに合わせて作られます。

香料は何でできている?代表的な種類は4つ

香料は何でできているのか、代表的な4種類を紹介します。

  • 合成香料
  • 天然香料
  • 調合香料
  • 無香料

香料の違いを知り、自分に合った物を選べるようになりましょう。

合成香料

合成香料とは、化学的に合成された香料を指します。

アセト酢酸エチル、アセトフェノン、アニスアルデヒドなどがその一部です。

これらは「着香の目的に限る」と、定められており、食品の着香のみで使用されます。

使用が許可されている合成香料は2500種類以上です。

例えば、コーヒーの香りを補填する場合、約800種類の合成香料を調合して最適な組み合わせを作ります。

天然香料

食品衛生法では、天然香料は「動植物より得られる物またはその混合物で、食品の着香の目的で使用される添加物」と定義されています。

つまり、天然の材料から採取された香りです。

食品に使用する時には香りづけのみの使用目的で許可されています。

食品以外では、エッセンシャルオイルなどに天然香料が使用されることが多いです。

天然香料は採取の手間や希少性から価格にバラツキがあり高価なものも多くあります。

調合香料

調合香料とは、合成香料と天然香料を合わせたものです。

天然香料の良さを引き出すために、あえて合成香料を調合し、品質の高い香料を作成します。

天然香料は、自然のもののため品質にバラツキが出てしまう可能性があり、品質の安定性を高めるため調合するのが合成香料です。

また、合成香料を合わせることで、価格を抑える効果もあります。

無香料

無香料とは、香料を使っていないことをあらわします。

香料を使用していないため、素材本来の香りを楽しめるものが多いことが特徴です。

例えば、無香料のリンゴジュースなら、本来のリンゴの香りを楽しめます。

無香料と表記されていると香りがないと勘違いしてしまうこともあるでしょう。

もし、香りがないものを探すなら「無香性」のものを探してください。

無香性は香りがないことが特徴ですが、香りを消す香料が使用されている可能性はあるので注意しましょう。

合成・天然香料の違い

合成・天然香料の違いは、以下の2種類が代表例です。

  • 製造方法
  • 香りの安定性

合成香料は人工的に製造されたもので、その種類は3,000種類にものぼるとされています。

特定の配合で作られていることから、香りに大きな差はなく安定性に優れているのが特徴です。

一方で、天然香料は製造したものではなく、特定の産地や収穫時期・天候によって香りが異なります。

自然で繊細な香りを持つ特徴もありますから、不安定ながらもその時期や季節独特の風合いを楽しめます。

天然香料と合成香料の見分け方

天然香料と合成香料を見分ける方法はありませんし、見た目や香りだけでは判断が難しいものです。

ただし、判断基準の一つとして、精油やエッセンシャルオイルは天然香料の可能性が高いと考えられます。

基本的に精油とは、植物の香り成分を抽出したエッセンスのことです。

また、ポプリやアロマオイルという表記では合成成分の可能性が高くなります。

その他にも、天然成分は小さな花から香り成分を抽出したりと、希少性の高さや手間から価格が高くなる傾向にあります。

ただ、天然成分でも葉の部分など大量に取れるものでは、安価なこともあるため一概には言えないのも実情です。

香料に危険性はある?

香料には安全に使えるときとそうでないときがあるため、使用方法には十分注意しましょう。

例えば、ラベンダーはリラックス効果が期待できると人気の香料です。

しかし、妊娠中の人にはリスクが伴う香りとされています。

ラベンダーにはホルモン作用を促す効果があり、最悪の場合流産の危険性も伴うため、使用には注意が必要な香料です。

また、何となく安全に感じる天然香料は、天然が故に成分が安定しないことも考えられます。

合成香料は人工的に作られたものなので、合成物や内容量が把握できる点で安心です。

このように、安全と危険の差は個人差や個体差があるため、適切な使用を心がけましょう。

香料に関するよくある質問

ここからは香料に関するよくある質問を紹介します。

  • 香料だけとしか書いていないのはなぜ?
  • 香料の安全性は?
  • 香料はマーケティングに使える?

ビジネスだけでなく、今後の生活にも活用してください。

香料だけとしか書いていないのはなぜ?

原材料一覧などに香料という表記しかされていないのは、一括表記が認められているためです。

製品に香り付けする際には、3500種類以上ある香料の中から、いくつかの香りを調合して香りを作ります。

いくつかの合成香料を使っている場合、すべてを記載するとわかりにくくなるので、一括表記が認められました。

ぜひ、近くにある商品の原材料欄をご覧ください。

香料の安全性は?

香料は安全が証明されたもののみ使用されています。

香料は食品添加物として、安全性の試験をクリアし、食品安全委員会で評価され、厚生労働省で認められた成分です。

様々な視点から試験を実施し、厳しい基準をクリアしています。

また、実際に使用する量はごく微量というのも、香料が安全といわれる理由の一つです。

使用している成分を表記せず、香料として一括表記できるのは、裏を返せば安全に使用できるからこそできることとも考えられるでしょう。

香料はマーケティングに使える?

香料はマーケティングに効果的です。

香りにはプルースト効果というものがあります。

プルースト効果は香りを嗅いだときに、関連する記憶や感情が呼び起こされるという効果です。

【関連記事】プルースト効果ってどんな現象なの?活用できる方法と一緒に解説

ノベルティに香りを付けることでプルースト効果を期待できます。

具体的なノベルティの例は以下の通りです。

  • キッチングッズ
  • メモ帳
  • カレンダー
  • 付箋

この他にも作成したいアイテムがあれば、ご相談ください。

プルーストでは様々なアイテムを作成しています。

まとめ

香りは、その物の魅力を最大限に引き出したり、理想を表現できるアイテムです。

合成香料、食品添加物などと聞くと安全性に疑問を抱くかもしれませんが、香料は安全に使用できます。

安心して香りを楽しんでください。

プルーストの香り印刷は、手軽に香りのアイテムを作成できます。

香りは五感に働きかける印象的なものですから、効果的に活用してください。

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この記事を企画・執筆した人
香りの印刷所プルースト編集部

この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。

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