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おすすめのポストカード印刷所5選|費用目安や選び方・失敗しないための注意点も解説

コラム 2025.6.25

同人活動をしている方にとって、ポストカードはイベントでの配布用や新刊のおまけ、記念品として幅広く活用できます。しかし、どの印刷所を選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、おすすめのポストカード印刷所5選を紹介し、選び方のポイントや費用目安、注意点まで詳しく解説します。はじめてポストカード印刷を依頼する方でも失敗しないよう、わかりやすくお伝えするため、ぜひ最後までご覧ください。

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ポストカード印刷所とは

ポストカード印刷所とは、ポストカード(はがきサイズの印刷物)を専門的に印刷してくれる業者のことです。家庭用プリンターでは難しい高品質な印刷や、さまざまな用紙への対応、特殊加工などを行ってくれます。

いずれの印刷所もプロ仕様の印刷機械を使用しているため、色の再現性や仕上がりの美しさが違います。また、大量印刷にも対応しており、部数が多いほど1枚あたりの単価を安く抑えることもできます。

そのほか、コート紙(光沢のある紙)やマット紙(つやを抑えた紙)など、用途に応じた用紙選択まで可能です。箔押し(金や銀の装飾)やUVニス(つやを出すコーティング)などの特殊加工も依頼できます。

同人の印刷も可能

同人活動に理解があるポストカード印刷所もあり、専用に同人向けのサービスを提供しています。うまく活用できれば、同人誌と一緒に配布するおまけや、イベントでの販売用グッズを用意できます。

同人ポストカードは、イラストが印刷されたものや写真を使ったもの、透明素材を使ったクリアタイプなど多種多様です。香り付きのポストカードという珍しいタイプも登場しており、ほかのサークルとの差別化を図ることも可能です。

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おすすめのポストカード印刷所5選

ここからは、特におすすめできるポストカード印刷所を5つ紹介します。それぞれ特徴が異なるため、用途や予算に合わせて選んでみてください。

プルースト

プルーストは、香り付きポストカードを専門とする印刷所です。印刷面にマイクロカプセル(小さなカプセル)を使った特殊なインクを使用し、擦ると香りが漂う仕組みになっています。

香りの種類は14種類あり、ラベンダーやローズ、バニラ、石鹸の香りなど豊富なバリエーションから選べます。香りの効果は出荷日より6か月間の保証をおつけしているほか、姉妹サイトではオリジナルの香りの作成も可能です。

料金は100部で10,780円(税込)からとなっており、ほかにはない特別なポストカードを作りたい方におすすめです。どのような製品か気になった方は、ぜひ下記ページからご覧ください。

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おたクラブ

おたクラブは、同人グッズ全般を取り扱う印刷所で、ポストカード印刷にも対応しています。豊富な商品ラインナップの中でポストカードも取り扱っており、ほかのグッズと一緒に注文することも可能です。

同人誌と合わせて注文すれば、送料を抑えることもできます。商品カテゴリにわけて整理しているため、初心者でも迷わずに注文できることから、同人活動に特化したサービスを求める方に適しています。

コミグラ

コミグラ(コミックグラフィック)は、同人印刷業界では老舗の印刷所です。ポストカードは100枚2,680円からという手頃な価格で提供しており、高線細印刷(細かな線まで美しく印刷する技術)に対応しています。

フルカラーのイラストや写真を美しく印刷できるため、作品の魅力を最大限に活かすことが可能です。当日納期から対応可能で、急ぎの注文にも応えてくれるほか、10枚からの少量注文も可能です。

オレンジ工房

オレンジ工房は、特殊紙を使ったポストカード印刷に強みを持つ印刷所です。通常の用紙以外にも、ホログラム(虹色に光る)ペーパーなど特殊な用紙を選択できます。

原稿1種類で100枚なら5,190円という明確な料金設定が特徴的で、複数の原稿を使用する場合は原稿数に応じて基本料金を加算する仕組みです。特殊な用紙を使って個性的なポストカードを作りたい方におすすめです。

栄光

栄光は、品質の高いオフセット印刷でポストカードとネームカード(名刺サイズのカード)の両方に対応している印刷所です。クリアカードの製作も得意としており、高透明のポリプロピレン(プラスチック素材)を使用した仕上がりは、ほかにはない透明感とツヤが魅力です。

5営業日での納期対応が基本となっており、計画的な制作スケジュールを組める方に適しています。透明部分を活かしたデザインで、イベント用の演出アイテムとしても活用できます。

ポストカード印刷所を選ぶ5つのポイント

ポストカード印刷所を選ぶ際は以下の5つのポイントを押さえ、満足のいく仕上がりを得てください。

料金は予算内か

まず、ポストカードの印刷料金が自らの予算に合っているかを確認します。印刷所によって料金体系が異なり、部数が少ない場合と多い場合で単価が変わることもあるからです。

時間に余裕があれば、見積もりを複数の印刷所から取ることで、適正価格か判断できます。また、追加オプション(特殊加工など)を利用する場合の料金も事前に確認しておくと安心です。ただし、極端に安い場合は、予想していた品質に届かない可能性もある点に留意してください。

印刷品質に満足できるか

ポストカードは作品の顔となるアイテムなので、印刷品質は重要視しておきたいポイントです。色の再現性、細かな線の表現力、用紙の質感などはぜひ確認しておきたいところです。

そのため、サンプルを請求できる印刷所を選び、実際の仕上がりを事前に見てみるのがおすすめです。サンプルに対応していない場合は、過去の制作実績や口コミなども参考になります。オフセット印刷とオンデマンド印刷の2種類があるかと思いますが、高品質を求めるならオフセット印刷が良いです。

希望する用紙はあるか

用紙の種類によっても、ポストカードの印象や手触りが変わります。作品のイメージに合った用紙を選ぶことで、より魅力的なポストカードに仕上がります。

この点においては、一般的なコート紙やマット紙から、特殊紙まで、どの程度の選択肢があるかを見てください。例えば、上品な印象を与えたいならマット紙、鮮やかな発色を求めるならコート紙が適しています。

なお、薄すぎるとペラペラした印象になり、厚すぎるとコストが上がるため、一般的には180kg程度の厚みを目安とするのが無難です。

納期に間に合うか

意外に見落としやすいですが、イベント参加や販売開始日など、明確な期限がある場合は納期の確認は必須事項です。印刷所によって対応できる納期が異なるため、余裕を持ったスケジュールを組むのが基本となります。

特に、繁忙期(コミックマーケット前など)は通常より時間がかかりやすい記事です。12月や7月は多くの同人関係者が印刷を依頼すると考えて、早めに発注できる計画で進めてください。また、データに不備があった場合は修正時間も必要になるため、余裕を持って1週間前の納期設定をおすすめします。

サポートは受けられるか

はじめて印刷所を利用する場合は、サポート体制が充実しているかもポイントです。データ作成の相談や入稿方法の説明など、丁寧なサポートがあると迷わなくて済みます。

電話やメールでの問い合わせ対応が充実している印刷所を選ぶことで、困ったときにすぐに相談できます。右も左も分からないという方であれば、テンプレート(ひな形)の提供やデータチェックサービスなど、初心者向けのサービスが充実している印刷所もおすすめです。

ポストカード印刷所の費用目安

ポストカード印刷の費用は、部数や用紙、加工オプションによって変わります。あくまで業界の目安となりますが、以下の表を参考に予算を立ててみてください。

部数 単価の目安 合計費用の目安
50枚 約40〜60円 約2,000〜3,000円
100枚 約30〜50円 約3,000〜5,000円
200枚 約25〜40円 約5,000〜8,000円
500枚 約15〜25円 約7,500〜12,500円
1000枚 約10〜20円 約10,000〜20,000円
3000枚 約8〜15円 約24,000〜45,000円
5000枚 約6〜12円 約30,000〜60,000円

なお、いずれの費用は基本的な印刷料金の目安で、特殊加工や高級用紙を選ぶと追加料金が発生します。箔押しやUVニスなどの加工は数千円から数万円の追加費用がかかることもありますし、送料や手数料なども忘れずに計算してください。

部数が増えるほどサービスも充実するケースが多く、送料を抑えたいならまとめて依頼するのも一案です。

ポストカード印刷所への発注方法

ポストカード印刷所への発注は、以下の流れで進めるのが一般的です。事前に流れを把握しておけば、スムーズに進めることができます。

  1. 予算や納期、品質などの条件に合った印刷所を選ぶ
  2. 用紙の種類、サイズ、部数、加工オプションなどの仕様を決める
  3. 印刷用のデザインデータを作成・フォーマットする
  4. データをアップロードまたは送付し、注文を確定する
  5. 指定した場所で完成品を受け取る

データ作成時は、印刷所が提供するテンプレートを使用できれば、サイズやレイアウトのミスを防げます。また、データ形式(PDF、AI、PSDなど)の指定もできる印刷所もあるため、事前に確認しておくと安心です。

ポストカード印刷所を利用するメリット

ここまで見ていただくと、「家庭用プリンターのほうが安いのでは?」と感じる方も多いはずです。ここからは、ポストカード印刷所を利用するメリットも紹介しておきます。

1. 高品質な仕上がり

まず、印刷所では商業用の印刷機を使用しているため、家庭用プリンターでは再現できない高品質な仕上がりを実現できます。色の再現性や鮮やかさ、細かな線の表現力など、すべてにおいてプロレベルの品質です。

特にフルカラーのイラストや写真を使用する場合、その差は歴然です。グラデーション(色の段階的な変化)や微細な色の違いも正確に再現できるため、全体のクオリティを高められます。

2. 用紙の選択肢が豊富

ポストカードの印刷所では、アート紙、マット紙、コート紙、クラフト紙など、さまざまな種類の用紙から選択できます。作品のイメージや用途に合わせて最適な用紙を選ぶことで、効果の高い表現が可能になります。

特殊紙を使用すれば、手触りや見た目で他とは違う印象を与えることも可能です。場合によっては、ホログラム紙や和紙なども選択肢に含まれる場合があります。

3. 大量印刷でコストダウン

ポストカードの印刷所は、基本的に部数が増えるほど1枚あたりの単価は下がる仕組みのため、大量に必要な場合はお財布への負担を軽減できます。イベントでの配布や販売用など、まとまった数が必要な場面では見逃せないメリットです。

通常、家庭用プリンターでは時間と手間がかかる大量印刷であっても、印刷所なら短時間で効率よく仕上げてくれます。納期が短い印刷所であれば、急ぎのニーズにもマッチします。

4. 加工オプションが豊富

印刷所であれば、ポストカードの箔押し、型抜き、角丸加工、UVニスなど、家庭では不可能な特殊加工も依頼できます。これらの加工を活用できれば、独自性や高級感のあるポストカードを作ることも可能です。

例えば、金箔を使った箔押し加工は特別感のある仕上がりに、香り付きであれば印象をより強く残せる作品に仕上がります。ほかのポストカードのような受け取って終わり、というサイクルに一石を投じられるのです。

5. 納期が明確

印刷所では事前に明確な納期が提示してもらえるため、スケジュール管理までしやすくなります。イベント前の準備期間も計算しやすく、計画的に活動を進めることができます。

急ぎの場合は有料オプションで納期を短縮できる場合もあり、柔軟な対応が可能です。

ポストカード印刷所を使うデメリット

一方で、ポストカード印刷所を利用する際にはいくつかのデメリットもあります。これらの点を理解したうえでの利用が大切です。

1. 少部数だと割高

初期費用(データチェック、版の作成など)がかかるため、少量印刷では1枚あたりのコストが高くなってしまいます。10枚や20枚程度の少量なら、家庭用プリンターのほうが安く済む場合もあるわけです。

一般的に、ポストカードが100枚以上になると印刷所のほうがコストパフォーマンスが良くなる傾向があります。ただし、金額だけでなく仕上がりにお金をかけるという視点で見れば「金額での差」は明確に広がります。

2. 納期に時間がかかることも

繁忙期や特殊加工を依頼した場合、家庭用プリンターのような即日対応は難しく、数日から1週間以上かかることがあります。急ぎでポストカードを用意したい場合は、別で用意された有料の特急オプションを利用する必要があります。

データチェックや修正対応の時間も考えなければならず、どうしても納期への影響を避けられません。1週間程度の余力、またはそれ以上の期間を設けておくと安心です。

3. 修正ややり直しが困難

ポストカードの印刷開始後の変更は基本的にできないため、誤字脱字や色の調整ミスがあると、追加費用と時間が必要になります。差し戻しになってしまわないように、事前のデータチェックと確認は怠らないようにしてください。

一度印刷がはじまってしまうと、修正には新たに印刷し直すことになり、場合によってはコストが倍増してしまいます。最初の入稿データで不備があれば対応してもらえる印刷所がほとんどのため、ここでもスケジュールを余分に用意しておくことをおすすめします。

ポストカード印刷所に依頼する際の注意点

ポストカード印刷所を利用する際は、以下の点に注意できれば失敗を防ぐことができます。ここまでお伝えした重要なポイントも含めて、以下で紹介します。

データの不備に留意しておく

印刷するポストカードのデータに不備があると、印刷開始が遅れたり、追加料金が発生したりしかねません。入稿前には必ず、文字のアウトライン化(文字を図形に変換する処理)や解像度の確認を行ってください。

特に、塗り足し(仕上がりサイズより大きくデザインする余白)の設定ミスは見逃せない問題です。印刷所が提供するテンプレートを使用し、最初からミスを防ぐといったことも可能です。

また、使用する色がCMYK(印刷用の色指定方式)で表現できるかもポイントです。RGB(パソコン画面用の色指定方式)で作成したデータは、印刷時に色が変わってしまう点に留意してください。

納期には余裕を持たせておく

納期ギリギリに設定すると、データ不備や印刷トラブルなどの万が一の事態に対応できなくなります。最低でも希望日の1週間前、可能なら2週間前には発注しておくのが無難です。

特に繁忙期(年末年始、ゴールデンウィーク前、夏のコミックマーケット前など)は通常より時間がかかる可能性があります。いつも依頼する印刷所であっても、遅延が発生していないかは確認しておくと安心できます。

サンプルを請求しておく

一部のポストカードの印刷所では、無料または少額でサンプルを提供しています。まだ一度も依頼したことがない、というケースでも実際の用紙の質感や印刷品質を事前に確認できれば、イメージとのギャップを防ぐことができます。

はじめて利用する印刷所や、新しい用紙を試す場合は、サンプル請求が非常に便利です。色の再現性や手触りなど、写真だけでは分からない部分も同時に確認してください。

ポストカードの印刷所で迷ったらプルーストへ

もしポストカード印刷所選びで迷っているなら、プルーストをご検討ください。香り付きポストカードというほかにはない特別なサービスで、受け取った人に強い印象を残すことができます。

プルーストでは、ラベンダーやローズ、バニラなど14種類の香りから選択でき、擦ると香りが漂う特殊な印刷技術を使用しています。香りの効果は6か月間の保証を用意しており、長期間楽しんでもらうことが可能です。

ポストカードに限らず、同人活動での配布用グッズやDM(ダイレクトメール)、記念品など、さまざまな用途で活用できます。ほかのサークルとは一味違う、記憶に残る一枚に仕上げたい方はぜひご覧ください。

【関連記事】香りつきポストカードとは?香り印刷の活用法とメリットを解説

まとめ

ポストカードの印刷所は、用途と予算に応じて、比較・検討して決めることがもっとも重要です。プルーストの香り付きポストカード、コミグラの高品質印刷、オレンジ工房の特殊紙対応など、それぞれの印刷所に特徴があります。

本当に良い1枚を作成したいのであれば、料金だけでなく、印刷品質や納期、サポート体制なども総合的に判断してください。はじめて利用する場合は、サンプル請求やテンプレートの活用、余裕を持った納期設定などを心がけることで、失敗を防ぐことができます。

プルーストでは、ポストカードに限らず、同人活動での配布用グッズやDM(ダイレクトメール)、記念品など、さまざまな用途で活用できる香り印刷を提供しています。ほかのサークルとは一味違う1枚に仕上げたい方はぜひご覧ください。

香りの印刷はプルーストにお任せください。

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この記事を企画・執筆した人
香りの印刷所プルースト編集部

この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。

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