お知らせ
バラの香りは種類(品種)によって違う-活用方法と効果まで紹介
バラの香りは、種類によって違いがあります。
バラにはたくさんの品種があり、品種によって香りの特徴も違うためです。
これまでバラの香りがきつく苦手だと感じていた人も、バラの種類が違えば好きな香りを見付けられる可能性もあります。
今回は、種類ごとに異なるバラの香りや効果・活用方法を紹介します。
バラの香りは奥深い魅力的な香りですから、詳しく知って、印刷物や日用品、プレゼントなどの香り選びの参考にしてください。
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目次
バラの香りはどんな匂い?
バラの香りで連想される代表的な香りは、甘く優雅で女性らしさを感じる香りです。ダマスク・クラシックと呼ばれるこの香りは、古くから香水などに使用されてきました。現代でもバラの香りの種類の定番は、ダマスク・クラシックがメインとなっています。例えば、特殊なインクで印刷物に香りを付けられる、香り印刷のプルーストでもバラの香りは人気です。
プルーストの「沸き立つ豊潤ローズ」は、優しい印象の香りで女性らしさを感じさせるような香りで、ダマスク・クラシックに近い香りです。ダマスク・クラシックのように甘く優雅な香りのほかにも、紅茶のような香りやスパイスのような香りなど、バラには多くの種類があります。
また、香りによって、安眠効果やストレス解消効果など期待できる効果もさまざまです。
バラのパルファム図とは
上記はイメージ図を作成したものです。
バラのパルファム図とは、バラの香りを抽象的にイメージする表現ではなく、具体的にどのような成分で構成されているのかを表した図です。香りは人によって感じ方も異なるため、嗅いだことのない香りを想像するのは難しいはずです。例えば、チョコレートの香りと具体例があれば想像しやすいかもしれません。
しかし、甘く芳醇な香りと伝えられてもピンと来ないという人も多いでしょう。
言語での伝達が難しい香りを分かりやすく表現できるのが、バラのパルファム図です。パルファム図では、どの香りが強く、どのような香りで構成されているのかが視覚的にかつ具体的に分かるようになっています。
抽象的な表現ではなく、具体的に香りをイメージできるので実物を嗅ぎ分けることが難しい場合に便利です。
バラの香りの種類・タイプの分類は8つ
バラは現代までにさまざまな種類の交配を繰り返し、多くの種類が誕生しました。そのため、たくさんの種類が存在しますが、大きくわけて8種類に分類できます。その他を除いた7種類の香りの特徴と代表的な品種を、以下の表にまとめました。
香りの種類 | 香りの特徴 | 品種 |
ダマスク・クラシック | 代表的なバラの香り強い甘さと華やかさが特徴 | 芳純、香久山セシル・ブルナー |
ダマスク・モダン | ダマスク・クラシックを受け継いだバラらしい香りで、より洗練された香りが特徴 | パパ・メイアンクリムソン・グローリーネージュ・パルファン |
スパイシー | クローブに似た香りでスパイシーな香りに中に甘さがあるのが特徴 | デンティ・ベス粉粧楼 |
ティー | 上品な紅茶のような香りが特徴現代バラの多くが持つ香り | レディ・ヒリンドン桜鏡ディオラマ |
フルーティ | 桃やリンゴを彷彿させる甘く爽やかな香りが特徴 | ダブル・ディライトドゥフトボルケホワイト・クリスマス |
ブルー | ダマスクとティーをミックスしたようなシャープな香りが特徴 | ブルー・ムーンブルー・パフュームシャルル・ドゥ・ゴール |
ミルラ | イングリッシュローズに多く含まれる香り八角に似たほろ苦く甘い香りが特徴 | セント・セシリアグラミス・キャッスルアンブリッジ・ローズ |
ダマスク・クラシック
ダマスク・クラシックは、バラの香りとして想起される代表的な香りです。豊かで華やかな甘さがあり、ゴージャスな印象を受ける人もいるでしょう。クラシックと称される通り、ヨーロッパ原産種のバラに象徴される香りです。
ダマスク・モダン
ダマスク・モダンは、ダマスク・クラシックよりもより強く、フローラルさと甘さを感じられる香りです。クラシックよりも後に出回ったバラに多い香りで、甘さよりもフレッシュさが強く感じられるでしょう。
スパイシー
スパイシーは、甘さのなかに少しスパイスの刺激が効いた香りです。
オールスパイスやクローブといった甘い印象があるスパイスに近い香りがします。強い甘さではなく、すっきりとした落ち着いた香りが好みの人におすすめです。
ティー
ティーは、紅茶を連想させる香りが特徴です。
甘さやフローラル感が強すぎないため、控えめに香り立つ上品さもあります。
バラの芳醇で情熱的な印象のなかに、奥ゆかしさも感じられる香りです。
フルーティ
フルーティは、甘さと爽やかさを兼ね備えた果実系の香りです。
桃やリンゴの香りに例えられることもあり、フレッシュでみずみずしい印象を受ける人も多いでしょう。通常のバラの香りよりも、可愛らしい印象を受ける特徴があります。
ブルー
ブルーは、ダマスク系とティー系を兼ね備えた香りです。バラ本来の甘さのなかに、上品な紅茶のような香りが感じられるでしょう。なかには、森林の爽やかで深みがある香りとして楽しむケースもあります。
ミルラ(アニス様)
ミルラは、バラにスモーキーさが追加されたような香りが特徴です。ハーブの八角と似た雰囲気があり、バラの青々しい香りも同時に感じられます。落ち着いた香りが好みなら、ミルラ系統のバラの香りがおすすめです。
その他
その他にも、バラの香りを構成する成分に以下の種類があります。
- ダマスク・スウィート
- ティー・フローラル
- ティー・バイオレット
- ティー・フェリノック
- ハーバル・グリーン
- フレッシュ・グリーン
- ウッディー・ハニー
- ロージー・ワックス
- ミルラ
- スパイシー など
ダマスク系の香りは、甘めでフェミニンな印象を受けるでしょう。
ティーやフレッシュ、スパイシーとつく香りは、爽やかな印象があります。
グリーンとつく成分は、針葉樹や草原を想起させるような香りです。
バラの香りは品種ごとにも異なる
バラの香りを構成する成分は、品種ごとに異なります。
代表的なバラの種類と品種、香りの特徴をまとめて表にしました。
種類 | 分類 | 香りの特徴 |
ワイルドローズ | イノバラ | スパイシーな甘い香り |
ハマナス | スパイシーで甘く華やかな香り | |
コウシンバラ | 青臭さのある香りにほのかな甘さ | |
ロサ・ギガンテア | 紅茶のような香り | |
ロサ・モスカータ | ムスクローズとも呼ばれる、スパイシーな甘い香り | |
ロサ・フェニキア | 華やかな甘さの中にレモンのような香り | |
オールドローズ | アルバ系 | 濃厚で芳醇な甘い香りにの中にさわやかな香り |
ケンティフォリア系 | ダマスク香が強いバラらしい香り | |
チャイナ系 | フレッシュな草を切ったときの青々しさとほのかな甘さ | |
ダマスク系 | 強い甘さの中にラズベリー、ピーチ様のフルーティな香り | |
カリガ系 | 華やかでコクのある強い香り | |
モス系 | ダマスク香が強い香りに重厚感がある | |
モダンローズ | ダマスク・クラシック | バラらしい香りの代表で、華やかで強い甘さをもつ |
ダマスク・モダン | ダマスク・クラシックよりも強い甘さのある香り | |
ティー | 上品な紅茶のような優雅な印象の香り | |
フルーティー | フルーツのような、さわやかさのあるフレッシュな香り | |
ブルー | 芳醇な甘さをもつ香り | |
スパイシー | スパイスのクローブに似た、スパイシーで甘さのある香り | |
ミルラ | ハーブの八角に似た、大人っぽく落ち着いた印象の香り | |
イングリッシュローズ | ティーローズ | 上品な紅茶のような優雅な印象の香り |
ムスクローズ | スパイシーで甘い香り | |
ミルラ香 | ハーブの八角に似た、大人っぽく落ち着いた印象の香り | |
フルーツ香 | フルーツのようなさわやかで若々しい印象の香り | |
オールドローズの香り | ダマスク香など濃厚な香り |
バラの香りにはさまざまな種類があり、この中から1つ選ぶとなると迷ってしまうでしょう。。
迷う場合には、香り印刷のプルーストで使用される「沸き立つ芳醇ローズ」のような定番の深い甘みのある優しい香りもおすすめです。
バラの香りの効果と活用法
バラの香りを構成する成分は、さまざまな効果が期待できます。
それぞれの効果に着目し、以下の4つの項目を紹介します。
- スキンケアに用いる
- 鎮静・安眠・ストレス低減に使う
- マーケティングに利用する
- プレゼントとして贈る
鎮静・安眠・ストレス低減に使う
鎮静・安眠・ストレス低減に、バラの香りが効果的です。
バラに含まれるティーローズエレメントという成分に、高い鎮静効果があるためです。ティーローズエレメントの鎮静効果は非常に高く、有名なラベンダーの精油よりも高い安眠効果があることが分かっています。また、血中のストレス値を低減する効果も期待できます。
スキンケアに用いる
バラの香りはスキンケアにも効果的で、化粧品にも多く使用されています。
その理由は、バラの香りには皮膚バリアの再生を早める効果があるからです。
特にダマスク・モダンの香りは、スキンケアに効果的といわれています。
マーケティングに利用する
バラの香りは、マーケティングにも効果的です。特定の香りを嗅いだ際に、その香りにまつわる記憶を呼び起こすという心理現象をプルースト効果と呼びます。
ダイレクトメールや名刺などにバラの香りをつけると、このプルースト効果で相手が受ける心象をより色濃く残せます。さらに、送った相手に香りと一緒に社名や社員名を覚えてもらいやすくなるのも利点です。
【事例あり】香りマーケティングとは?匂いの活用で得られる効果と根拠
【関連記事】 プルースト効果ってどんな現象なの?活用できる方法と一緒に解説販
日常の中でふと、同じような香りを嗅いだ際に名刺や広告のことを思い出してもらうきっかけにもなるでしょう。
プレゼントとして贈る
バラの香りは、相手に印象を残しつつプレゼントとして贈りたい場合にも利用できます。プルーストの香り印刷で利用できるのは、深みのあるバラの甘い香りが特徴の「沸きたつ芳醇ローズ」です。
香りを印刷して付与するため、以下のちょい足しギフトのような使い方もできます。
- 名刺
- 絵はがき
- しおり など
プレゼントとして利用すれば、送った相手に嬉しい記憶を思いだしてもらえるでしょう。
【関連記事】 香りのプレゼントに関する記事もあるのでご参照ください。
まとめ
バラには、品種によってさまざまな種類があります。
期待される効果もいくつかあり、ビジネスや美容などさまざまな場面で活躍が期待できる香りです。しかし、スパイスのような香りや少し青臭さのある香りなど、好みが分かれそうな香りも存在しています。バラの香りを活用するのなら、万人受けしそうな定番の香りが一番使いやすいでしょう。
プルーストの「沸き立つ芳醇ローズ」の香りは、定番のバラの香りで深みのある甘い香りが女性らしい印象を感じさせます。女性向けの広告や、女性社員の名刺にもおすすめな香りです。
香りの印刷所プルースト編集部
この記事は、香りの印刷所プルーストを運営している久保井インキ株式会社のプルースト編集部が企画・執筆した記事です。
香りの印刷所プルーストでは、香りの印刷をテーマにお役立ち情報の発信をしています。